この記事では、「摩耶山」と「六甲山」の違いを分かりやすく説明していきます。
「摩耶山」とは?
摩耶山とは、兵庫県神戸市の六甲山地の中央にある山のことをいいます。
標高は702mで、眺望が素晴らしいことで知られています。
特に夜景が美しいと評判で、山頂付近には掬星台展望台があります。
掬星台展望台から望める夜景は、日本三大夜景の1つに数えられます。
大阪から神戸までの景色を一望することができます。
また、山の中腹には釈迦の母である摩耶夫人を祀る天上寺があります。
摩耶山と名付けれらたのも、摩耶夫人を祀っていることに由来します。
「六甲山」とは?
六甲山とは六甲山地の最高峰の山で、標高は931mです。
また、六甲山地には六甲山を含めた六甲山系の山々と丹生山系の山々があり、それらをまとめて六甲山と呼ぶこともあります。
六甲山は兵庫県神戸市の東部にあり、瀬戸内海国立公園の区域にも指定されています。
六甲山は急峻な地形であったため、昔は山岳修行に利用されてきました。
明治時代には観光地化が進み、ゴルフ場が建設されたりロープウェイやケーブルカーなども整備されています。
「摩耶山」と「六甲山」の違い
六甲山というと、六甲山系の山々と丹生山系の山々を全て含める場合と六甲山系の山の1つである六甲山を指す場合があります。
六甲山系の山には六甲山を始めとして蛇谷北山や水晶山、荒地山、金鳥山、七兵衛山など色々あり、摩耶山もその中の1つになります。
主峰の六甲山を指す場合、摩耶山とは別の山として区別されます。
六甲山が六甲山系の山々と丹生山系の山々全体を指す場合には、摩耶山は六甲山の一部ということになります。
まとめ
摩耶山も六甲山も六甲山系の山です。
摩耶山の標高は702mですが、六甲山の標高は931mあります。
また、六甲山系の山々と丹生山系の山々全体を六甲山と呼ぶ場合もあり、その場合には摩耶山も六甲山に含まれることになります。