この記事では、「少林寺拳法」と「空手」の違いを分かりやすく説明していきます。
「少林寺拳法」とは?
「少林寺拳法」の発祥は日本です。
第二次世界大戦後に香川県で始まったのが発祥になります。
「少林寺拳法」の技の基本は柔法と剛法。
柔法とは、掴まれた手首を引き抜く技や極めるだけでなく動けなくする技になります。
剛法は、突きや蹴りといった技になります。
「少林寺拳法」の場合、顔にはフルフェイスのお面を付けるほか、胴回りにも防具を取り付けます。
そのため、力加減は不要です。
道着は、短めに着用しレベルによって様々な道着を着用します。
試合の種類には、1人で行う単独演武。
2人1組で行う組演武。
3人1組で行う三人掛け。
6人1組で行う団体演武があります。
「空手」とは?
「空手」の発祥は琉球王国と言われています。
諸説あるものの、琉球王国で発祥した「空手」が大正時代に本土に伝わったとされています。
「空手」の基本の技は、突き、蹴り、崩しです。
突きとはパンチを指し、蹴りはキック。
崩しは相手のバランスを崩す技を指します。
道着は組手と形で異なる素材を選びます。
組手の場合は、動きやすい素材を選び、形の場合は演武が美しく見える硬い素材を選びます。
試合の種類には、1人で行う個人形。
1対1で行う個人組手。
3人1組で行う団体形。
男子は5人1チーム。
女子は3人1チームで行う団体組手があります。
「少林寺拳法」と「空手」の違い
似たような道着を着用していることから間違われやすい「少林寺拳法」と「空手」ですが、1つ1つ比べることで様々な違いが存在します。
「少林寺拳法」の発祥は戦後の日本。
一方、「空手」の発祥は15世紀の琉球王国。
また、技の違いとしては、「少林寺拳法」が激しい攻撃になる一方、「空手」には、投げ技や関節技はありません。
まとめ
以上のように、発祥時期も技の内容、試合の種類などにおいて、細かな違いのある「少林寺拳法」と「空手」になります。