「マグロ包丁」と「日本刀」はよく似た形の細長い刃物ですがどのような基準で区別すればいいのでしょうか。
今回は、「マグロ包丁」と「日本刀」の違いを解説します。
「マグロ包丁」とは?
「マグロ包丁」とは、「マグロ解体用の大きな包丁」です。
「マグロ包丁」の使い方
食材を切り分けるのに使う刃物を「包丁」といいます。
一般的な包丁は刃渡り20cm程度で用途に合わせて出刃包丁や柳刃包丁など様々な種類が存在します。
包丁の中でも刃渡りが数十cmあるマグロ解体用に作られた細長い包丁が「マグロ包丁」です。
名前の通りマグロを解体する時に使う専用の包丁です。
大きいものになると数百kgにもなる巨大なマグロを解体できるよう通常の包丁に比べて数倍もの長さで作られています。
「日本刀」とは?
「日本刀」とは、「日本の伝統的な製法で製造された片刃で反りの強い刀剣」です。
「日本刀」の使い方
片刃で反りが強く敵を断ち切るように攻撃するのに使う刀剣を指します。
玉鋼を材料に鍛造製法で製作された刀剣のみを指し、同じような形状でも伝統的な製造方法で作られていなければ「日本刀」ではありません。
「マグロ包丁」と「日本刀」の違い
「マグロ包丁」と「日本刀」の違いは「用途」と「製法」です。
「マグロ包丁」はマグロを解体する用途に用いる包丁なのに対し「日本刀」は武器として作られています。
製法にも違いがあり「マグロ包丁」は刃物用の鋼板を現代技術で加工して作りますが「日本刀」は玉鋼と呼ばれる特殊な鋼材を伝統的な鍛冶技術で加工して製作します。
「マグロ包丁」は調理道具の一種なので誰でも購入できますが「日本刀」を所有するには保管場所の確保や登録などの手続きが必要です。
「マグロ包丁」の例文
・『マグロの解体にマグロ包丁を使う』
・『マグロ包丁はとても長い』
「日本刀」の例文
・『日本刀で切りつける』
・『美術館に展示されている日本刀を見学する』
まとめ
「マグロ包丁」と「日本刀」は見た目こそ似ていますが全くの別物です。
それぞれの特徴を正しく理解し区別してください。
