「ボッタルガ」と「からすみ」の違いとは?分かりやすく解釈

「ボッタルガ」と「からすみ」の違いとは?違い

この記事では、「ボッタルガ」「からすみ」の違いを分かりやすく説明していきます。

「ボッタルガ」とは?

ボッタルガとは、ボラやマグロの卵巣を塩漬けにし乾燥させた食べ物のことをいいます。

イタリア語の「bottarga」をそのまま日本語読みした言葉で、地中海料理に用いられる食材として知られています。

ボラの卵巣を使ったものはボッタルガ・ディ・ムジーネといい、マグロの卵巣を使ったものはボッタルガ・ディ・トンノといいます。

おろし器等で粉末状にします。

オリーブオイルと混ぜてパンと一緒に食べることもありますし、パスタにからめて食べることもあります。


「からすみ」とは?

からすみとは、ボラなどの卵巣を塩漬けにしてから乾燥させた食べ物のことをいいます。

現在の中国である唐の墨に見た目が似ていることから「唐墨(からすみ)」という名前が付きました。

からすみは日本の三大珍味の1つとされ、塩がきいていてねっとりとしています。

海のチーズと呼ばれることもあり、濃厚な味わいが特徴です。

酒の肴としてそのまま食べることもありますし、オードブルに添えたりお茶漬けにして食べることもあります。


「ボッタルガ」と「からすみ」の違い

ボッタルガもからすみも魚の卵巣を塩漬けにして乾燥させた食べ物です。

イタリアやスペインなど地中海地方で主に食べられているのがボッタルガで、日本で昔から食べられているのがからすみになります。

どちらも使用する魚によって味には違いがでます。

ボッタルガにはボラやマグロを使うことが多く、からすみにはボラを使うことが多いです。

ただし、からすみにはサワラやサバの卵巣を使ったものもあります。

また、ボッタルガよりもからすみの方が少し塩辛いとされます。

ボッタルガの方が、少しマイルドな味わいです。

まとめ

どちらも魚の卵巣を塩漬けにしてから天日干しした食べ物で、ボッタルガはイタリアなど地中海で食べられています。

からすみは日本で食べられている食材です。

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