この記事では、「クーリング」と「アイシング」の違いを分かりやすく説明していきます。
「クーリング」とは?
「クーリング」の意味は以下の通りです。
1つ目は「身体が発熱したり、炎症を起こして熱を持ったりした時に、温度を下げる為に、体幹や動脈のある部位を冷やすこと」という意味です。
後頭部や鼠径部、脇の下、首などを冷やすことで身体の熱を下げ、身体の不快な症状をやわらげる処置を表します。
2つ目は転じて「冷静になること」という意味です。
「クーリング」の言葉の使い方
「クーリング」は名詞として「クーリングする・した」「クーリングオフ」などと使われます。
英語の「cooling」が日本語化した言葉で、「cool」は「冷える・冷やす」「冷静になる」「落ち着く」という意味、「ing」は動詞を名詞化する意味の語です。
下で紹介する「アイシング」に対しては「炎症を鎮めたり、解熱するために体幹や動脈部位を冷やすこと」という意味で使われます。
「アイシング」とは?
「アイシング」とは、「捻挫や打撲、肉離れなどで炎症による痛みが強い時や、スポーツ後に筋肉をいたわる方法として、その部位に氷嚢(ひょうのう)をあてて冷やすこと」という意味です。
直接炎症を起こしている、起こしそうな部位に氷の入った袋をあてて冷やす処置を表します。
「アイシング」の言葉の使い方
「アイシング」は名詞として「アイシングする・した」「アイシングスプレー」などと使われます。
英語の「icing」が日本語化した言葉で「ice」は「氷でおおう」「氷で冷やす」という意味、「ing」は動詞を名詞化する意味の語です。
海外では氷で冷やす事全般に使われますが、日本ではほぼ炎症への処置として使われる言葉です。
「クーリング」と「アイシング」の違い
「クーリング」は「炎症を鎮めたり、解熱するために体幹や動脈部位を冷やすこと」です。
「アイシング」は「炎症を鎮めたり、スポーツ後のケアとして、患部に直接氷嚢をあてて冷やすこと」です。
まとめ
今回は「クーリング」と「アイシング」について紹介しました。
それぞれの違いを理解して、正しく使える様にしておきましょう。