この記事では、「すりごま」と「ねりごま」の違いを分かりやすく説明していきます。
「すりごま」とは?
殻ごと消化しやすいようにいりごまを擂ったものを「すりごま」といいます。
擂ると栄養の吸収性が高まり、体内で消化されやすくなるのです。
粉末状にしたものであるため醤油や砂糖と混ざりやすく、ほうれん草や小松菜の和え物として和えたり、ご飯のふりかけとしてよく食べられています。
完全にはすり潰していないので、ほどよく殻が残った状態を活かした調理に最適です。
ドレッシングに入れると淡白な野菜や白身魚に深みを出し、旨みを引き出す和風の美味しさが楽しめます。
「ねりごま」とは?
胡麻の皮を剥いてから丁寧に練り込んで作るのが「ねりごま」といいます。
ペースト状になるほど練るためとろみがあり、まるで蜂蜜のような仕上がりになっているためパンに塗りやすく、調味料としても使いやすいところです。
滑らかな食感で、舌の上ですっと溶けるのが魅力になります。
より滑らかな舌触りにするため粒子をさらに細かくして磨砕した商品も揃うのが魅力です。
溶けやすさを活かし、胡麻豆腐やプリン、タレといったものに使えます。
「すりごま」と「ねりごま」の違い
「すりごま」と「ねりごま」の違いを、分かりやすく解説します。
黒胡麻や白胡麻を専用の機械で細かく擂ったものを「すりごま」といいます。
擂れば消化しやすくなり、香りも広がるのです。
商品のなかには胡麻の食感に拘り、大きめに粒を残す「あじすりごま」という職人の手加減によって作る「すりごま」もあります。
もう一方の「ねりごま」は殻を剥いた胡麻を潰して練り、磨砕してより滑らかな食感に仕上げたものを指すのです。
オイルと胡麻の旨み成分が分離しないようにした商品もあり、開封してから数日経ったものでも美味しく食べられます。
牛乳に入れて飲んだり、ケーキにかけて味を付けるなど、自分の考え方次第で食べ方の種類が増えるのが「ねりごま」の魅力です。
まとめ
同じ胡麻を使ったものを2つご紹介しましたが、擂った状態で食べるか、練ったものかの違いがあります。
使い方に工夫して、日々の食事にうまく取り入れてみましょう。