「黄銅」と「真鍮」の違いとは?分かりやすく解釈

「黄銅」と「真鍮」の違いとは?違い

この記事では、「黄銅」「真鍮」の違いを分かりやすく説明していきます。

「黄銅」とは?

黄銅は、おうどうと読むのが正解な言葉です。

漢字で書かれたこの言葉を見れば理解出来る事でしょうが、きやきいろ等の意味を持っている黄の漢字に、どうとかあかがねといった意味を有する銅の漢字を付け足す事で成立した言葉となっています。

だからこそ黄銅は、銅と亜鉛とで生まれた合金を表すのです。

合金の中でも、特に亜鉛を20パーセント以上含む物に対して、この黄銅という言葉が使われており、5円硬貨の材料としても知られています。


「真鍮」とは?

真鍮は、しんちゅうと読むべき言葉です。

中国では銅と酸化亜鉛鋼の合金を鍮石と読んでおり、その中でも特に質が高い石を、真に優れた鍮石という意味から真鍮と呼んでおり、それがそのまま日本に伝わったとされています。

そんな真鍮は、銅と亜鉛による合金を示すのです。

黄色で錆び難いのが特徴であるため、機械部品や日用品、工芸品等、広く利用されている合金となっています。


「黄銅」と「真鍮」の違い

黄銅と真鍮の漢字表記を見て比べてみると、使われている漢字も読み方も全然違う組み合わせの言葉であると直ぐに気付けるものです。

所がどちらも、銅と亜鉛の合金という同じ意味を所有している点がややこしかったりします。

というか実は、黄銅と真鍮は、似ている合金を表現する言葉ではなく、亜鉛を20パーセント以上含んだ銅の合金という全く同じ意味を表すのです。

つまり黄銅と真鍮は言葉自体は違うものの、同じ合金を表現する言葉同士となっています。

まとめ

2つの言葉は、使用している漢字も読み方も全然違っていて、言葉そのものは似てはいません。

ですがどちらも、銅と亜鉛とが合わさって生まれる合金を指し示す言葉である部分がややこしかったりします。

ではそれぞれの合金に違いがあるのかと言うと、どちらも亜鉛を20パーセント以上含んだ銅との合金であり、完全に同じ物を示す言葉同士です。

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