「頒布」と「販売」の違いとは?分かりやすく解釈

「頒布」と「販売」の違いとは?違い

この記事では、「頒布」「販売」の違いを分かりやすく説明していきます。

「頒布」とは?

品物や資料などが広くいきわたるように配ることです。

「頒」という漢字には広く行き渡らせる、「布」という漢字にも広く行き渡らせるという意味があります。

たとえば、A社が自社をPRするためにステッカーを作ったとします。

自社を知ってもらうために作ったものなので、このステッカーを多くの人に渡したいです。

そこで、街頭で配ることにしました。

こうすることで世間に広く行き渡ります。

このような行為をいいます。

あるものを受け取る人に費用を支払わせることはありません。

費用を支払わなければならないようだと、広く行き渡らせるのは難しいです。

受け取ることに「お金をかけたくない」という人もいるのです。


「販売」とは?

品物を売ることです。

あるものを渡す代わりに、それを受け取る人から金銭をもらいます。

「販」という漢字には品物を売る、「売」という漢字には品物を渡して代金を受け取るという意味があります。

たとえば、「10種類の野菜を使ったカレー」という商品があるとします。

この商品をスーパーに並べることにしました。

この商品を欲しい人は、それを受け取る代わりに金銭を支払う必要があります。

この商品をスーパーに並べていることは、「10種類の野菜を使ったカレーを販売している」といいます。

無料で何かを渡すことではありません。


「頒布」と「販売」の違い

「頒布」「販売」の違いを、分かりやすく解説します。

「頒布」は広く行き渡らせることで、「販売」は品物を売ることです。

売ることで広く行き渡ることもありますが、「販売」には広く行き渡らせることという意味は含まれていません。

また「頒布」は金銭を受け取るという意味は含みません。

あるものを渡す代わりに金銭を得るという意味ではないのです。

まとめ

一方は広く行き渡らせること、もう一方は品物を売ることです。

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