「悲しみ」と「哀しみ」の違いとは?分かりやすく解釈

「悲しみ」と「哀しみ」の違いとは?違い

この記事では、「悲しみ」「哀しみ」の意味や違いを分かりやすく説明していきます。

「悲しみ」とは?

悲嘆するほど酷く落ち込む負の感情を表すのが「悲しみ」【かなしみ】といいます。

例えば、毎日早朝から夜まで走る練習してきたというのに、スタート地点で足首をくじいて完走できなかったとき、人は強い失望感に包まれるのです。

また、強い期待感を持って出迎えに行っても、離れて暮らす恋人を出迎えたのに結局は姿が見つからず、再会できなかったとき酷い「悲しみ」に包まれます。


「哀しみ」とは?

言葉にならないほど悲嘆な出来事が起きてしまったとき、人は傷を隠し切れないと「哀しみ」【かなしみ】に包まれます。

このような辛さに包まれる出来事の例としては、信じていた恋人に裏切られたり、家族が自分だけ置いて家を出てしまうという辛くなる出来事が起きたときです。

なんとも言葉に出来ないほど辛い現実を受け止めようと、必死でもがくその様を指します。


「悲しみ」と「哀しみ」の違い

「悲しみ」「哀しみ」の違いを、分かりやすく解説します。

左右に羽が広がってしまうその哀れな姿に自分の心が重なり、深く心が裂けてしまう人の状態を表すのが「悲しみ」です。

それほど自分に振りかかった出来事は衝撃的であり、受け止めるだけ辛く、立ち直れないといった胸が裂ける状況を表します。

もう一方の「哀しみ」は、衣を口で隠すほど悲嘆な出来事が起きたときに感じる人の様子を伝える言葉です。

「悲しみ」の例文

・『開発した食品が商品化されないと知り、社内は悲しみに包まれた』
・『商店街から活気ある人の声が聞こえなくなり、悲しい気持ちになる』

「哀しみ」の例文

・『戦争で兄弟を失い、酷い哀しみに襲われる親の姿が忘れられない』
・『優しい姉が海外で銃に撃たれて死に、哀しみが止まらない』

まとめ

同じ読み方する言葉を2つご紹介しましたが、状況に応じた使い方が必要です。

どのような場面で使えばより感情を伝えられるかを考えてから使ってみましょう。

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