この記事では、「水平」と「平行」の違いを分かりやすく説明していきます。
「水平」とは?
「水平」は「すいへい」と読みます。
「水平」は、「静かな水面のように平らなこと」という意味があります。
でこぼこしておらず、まるで平らな状態の地面などを指すとき、「水平な地面」などと呼びます。
また、でこぼこした地面を静かな水面のようにするとき、「地面を水平にならす」と表現できます。
次に「水平」には「重力の方向と直角が交わった方向」という意味があります。
重力は、上から下に力が働いているため、左右方向が「水平」と呼ぶことになります。
「平行」とは?
「平行」は「へいこう」と読みます。
「平行」は、「1平面上の2直線、または直線と平面や、平面と平面が、どこまで延長しても交わらないこと」という意味があります。
紙の上に、2本の線を引くとき、どれだけ線を延長させたとしても、交差しない時、「平行な線」と呼ぶことができます。
また、このことを比喩として使い、お互いの意見がいつまでたっても交わらず、妥協点が見つからないようなとき、「話が平行線をたどる」などと言う文章にすることができます。
「水平」と「平行」の違い
「水平」と「平行」の違いを、分かりやすく解説します。
「水平」は「重力の方向と直角が交わった方向」を指すのに対して、「平行」は「1平面上の2直線がどこまで延長しても交わらないこと」を意味します。
そのため、「水平」は、重力の方向と直角が交わった方向という決まりがあるのに対して、「平行」は、2直線がどこまで延長しても交わらない限り、どの方向を向いていても構わないという違いがあります。
「重力方向に描かれた平行線」もあるということになります。
まとめ
「水平」と「平行」の違いについて見てきました。
2つの言葉には明確な意味の違いがありました。
2つの言葉の意味の違いを知ることで、間違えずに使い分けることができるのではないでしょうか。