「命日」と「月命日」はどちらも故人に関わる日ですが、具体的にいつのことを指しているのでしょうか。
今回は、「命日」と「月命日」の違いを解説します。
「命日」とは?
「命日」とは、「人が亡くなった日と同じ月日」を指す言葉です。
「命日」の使い方
故人となった人が亡くなった月日と同じ月日のことで、亡くなった年の翌年以降毎年1回訪れます。
「命日」は亡くなった人を供養し偲ぶ日に当てられることが多く、墓参りをしたり仏壇に供え物をしたりなど残された遺族が故人のことを思い出して過ごします。
穢れや殺生を控えるなど仏教においてはとても大切な日です。
「月命日」とは?
「月命日」とは、「人が亡くなった日と同じ日」を指す言葉です。
「月命日」の使い方
ある人が亡くなった日と同じ日を指します。
年や月は関係なく日だけが基準なので亡くなった月の翌月以降毎月1回訪れます。
「命日」と「月命日」の違い
「命日」と「月命日」の違いは「月」です。
どちらも故人が亡くなった日付と同じ日を表す言葉ですが「命日」は月と日の両方が同じ日付を指すのに対し「月命日」は月違いの同じ日も含む、という違いがあります。
ある人が2023年5月10日に亡くなった場合、2024年や2025年など翌年以降の5月10日が「命日」になります。
来年以降1年に1回訪れる「命日」に対し「月命日」は日が一致している日なので翌月の2023年6月10日から毎月10日が「月命日」です。
毎年5月10日は「命日」になるため「月命日」は1年に11回訪れることになります。
「命日」の例文
・『来週の日曜日が祖父の命日だ』
・『祖父の命日には毎年親戚一同が集まって食事会を開いている』
「月命日」の例文
・『毎月8日が祖父の月命日である』
・『月命日には仏壇にお供え物をしている』
まとめ
「命日」と「月命日」は月の一致を含むかどうかで区別されます。
常識として知っているべき知識なので覚えておきましょう。