「付き合う」と「交際」の違いとは?分かりやすく解釈

「付き合う」と「交際」の違い生活・教育

この記事では、「付き合う」「交際」の違いを分かりやすく説明していきます。

「付き合う」とは?

「付き合う」の意味は以下の通りです。

1つ目は「相手と親しく関係を築くこと」という意味で、相手と何度も会ったり連絡を取り合ったりして接触することを言います。

2つ目は「恋人として接すること」という意味で、お互い恋愛関係にあると認識して接することを言います。

3つ目は「義理や社交上、一緒に行動すること」という意味で、相手との関係を考えて断れない状態を言います。

上記に共通するのは「相手と親しく接する」という意味です。


「付き合う」の使い方

「付き合う」「相手と親しく関係を築くこと」「恋人として接すること」「義理や社交上、一緒に行動すること」という意味で使われます。

動詞として「付き合う・付き合った」「付き合わされる・された」と使われたり、副詞として「付き合って」と使われたり、名詞形は「付き合い」になります。

基本的に、プライベートな関係から、義理や仕事上の関係まで、幅広く親しく接する時に使われる言葉です。


「交際」とは?

「交際」は、「人と人とがお互いに親しく交わること」という意味です。

お互いが頻繁にやり取りをしたり、行動を共にしたりするなど、親しく接している関係を表します。

本人たちで納得しているだけではなく、周囲に公表している付き合い方です。

「交際」の使い方

「交際」「人と人とがお互いに親しく交わること」という意味で使われます。

名詞として動詞を伴い「交際する・した」と使われたり、副詞として「交際して」と使われたり、「男女交際」「交際費」など複合語として使われたりします。

基本的に、義理やその場の雰囲気などで行動を共にすることではなく、正式にやりとりや行き来をする関係であることを表明する時に使われる言葉です。

こちらも、プライベートな関係から仕事や政治的な関係など幅広く使われます。

「付き合う」と「交際」の違い

「付き合う」「プライベートから義理、仕事上の関係まで親しく接すること」という意味です。

「交際」「周囲に公にして親しく接する関係」という意味です。

「付き合う」の例文

・『近隣トラブルを防ぐには、ご近所の人たちと親しく付き合うことが大切だ』
・『会社の同僚から告白されたので、とりあえず付き合うことにした』
・『今の職場では、先輩が残業していると付き合う習慣になっている』
・『パニック障害は治らないので、上手に付き合うことを考えた方がいい』

「交際」の例文

・『高校生の時はグループ交際が流行った』
・『彼はボランティア活動しているので、交際範囲が広い』
・『わが社では、これから交際費を削減していく必要がある』
・『娘が交際相手を家に連れてきて挨拶された』

まとめ

今回は「付き合う」「交際」について紹介しました。

「付き合う」「親しく接する関係」「交際」「公に親しく接する関係」と覚えておきましょう。