この記事では、「自粛」と「謹慎」の違いを分かりやすく説明していきます。
「自粛」とは?
「自粛」は「じしゅく」と読み、意味は以下の通りです。
1つ目は「自分の意思で言動を控えること」という意味です。
2つ目は「過ちを犯さなう様に、注意深く行動すること」という意味です。
「自粛」の言葉の使い方
「自粛」は名詞として「自粛する・した」「外出自粛」などと使われます。
「自」は「みずか(ら)」とも読み「自分の」「自分で」という意味、「粛」は「心・規律などを引き締める」という意味、「自粛」で「自分で心や行動を引き締めること」になります。
「謹慎」とは?
「謹慎」は「きんしん」と読み、意味は以下の通りです。
1つ目は「言動を普段より控えめにすること」という意味です。
2つ目は「江戸時代、武士や公家への処罰として、門戸を閉じて昼間の出入りを禁じたこと」です。
3つ目は転じて「一定期間、登校や出勤などを禁止する処罰」という意味です。
「謹慎」の言葉の使い方
「謹慎」は名詞として「謹慎する・した」「自宅謹慎」などと使われます。
「謹」は「つつし(む)」とも読み「言動に注意してかしこまる」という意味、「慎」は「つつし(む)」とも読み「手落ちのないように気を配る」という意味、「謹慎」で「言動に手落ちがない様に気を配ること」、「江戸時代の処罰から転じて、一定期間登校や出勤を禁止する処罰」になります。
「自粛」と「謹慎」の違い
「自粛」は「自分で心や行動を引き締めること」です。
「謹慎」は「言動に手落ちがない様に気を配ること」、「江戸時代の処罰から転じて、一定期間登校や出勤を禁止する処罰」です。
「自粛」の例文
「自粛」の例文は以下の通りです。
・『感染症の流行により飲み会を自粛する』
・『酔って人に迷惑をかけたのでお酒を自粛する』
「謹慎」の例文
「謹慎」の例文は以下の通りです。
・『学校から謹慎処分が下される』
・『反省する為に週末は自宅で謹慎する』
まとめ
今回は「自粛」と「謹慎」について紹介しました。
それぞれの違いを理解して、正しく使える様にしておきましょう。