この記事では、「シトラス」と「グレープフルーツ」の違いを分かりやすく説明していきます。
「シトラス」とは?
ミカン科ミカン属の果実のことです。
一つの植物を指しているのではなく、ミカン属の総称です。
これに当てはまるものには、「グレープフルーツ」、ユズ、レモン、スダチ、ブンタン、キンカンなどがあります。
植物によって特徴は異なりますが、「シトラス」と呼ばれるものには、爽やかな香りと酸味があることが特徴です。
成分としては、精油成分、テルペン、フラボノイドなどを含有しています。
精油はアロマセラピーや化粧品などに使用されています。
たとえば、ユズの精油成分は血行を促したり、気持ちを明るくしたりなどの働きが期待できます。
冬至にゆず湯に入るのは、体を温めることを目的にしています。
「グレープフルーツ」とは?
ミカン科の果実の一種、柑橘類です。
果実がブドウの房のように実ることが名前の由来です。
果実は10〜15cmの円形、重さは400〜500gほどです。
果肉の色には、ホワイト、ルビー、ピンクがあります。
果肉は柔らかく、酸味と甘みの中にやや苦さがあります。
生で食べるほか、ジュースなどに加工して利用されてもいます。
果実が熟すためには高温が必要で、日本で栽培をすることが難しいため、国内で出回っているもののほとんどが輸入品です。
主な輸入先はフロリダと南アフリカです。
成分としてはビタミンCを多く含有しています。
苦みはポリフェノールによるものです。
また、香りには中性脂肪をためにくくする働きがあるといわれています。
「シトラス」と「グレープフルーツ」の違い
「シトラス」と「グレープフルーツ」の違いを、分かりやすく解説します。
前者はミカン科ミカン属の果実の総称です。
一つの植物を指しているのではありません。
後者は前者の中の一種です。
まとめ
「シトラス」はミカン科ミカン属の果実の総称で、その中に「グレープフルーツ」が含まれています。