この記事では、「はちみつ」と「生はちみつ」の違いを分かりやすく説明していきます。
「はちみつ」とは?
ミツバチが花から蜜を集め、巣にためて、水分を蒸発させて糖度が80%ほどになったものです。
ミツバチたちにとって「はちみつ」は大切な食糧です。
ミツバチは花から蜜を集め、それをいったん蜜胃と呼ばれる部位におさめます。
このとき、花蜜は酵素の影響を受けます。
花蜜に含まれるショ糖は酵素の働きによって、ブドウ糖と果糖に分解されます。
巣に戻ったミツバチは、蜜胃から花蜜を出します。
この蜜を巣の中で働いているミツバチたちが羽を動かして風を送り、水分を蒸発させていきます。
水分含有量は20%以下、糖度は80%ほどになります。
こうしてできあがたものが「はちみつ」です。
ミツバチたちが訪れる花の種類はさまざまです。
何の花の蜜を集めたかによって、「はちみつ」の風味が変わります。
「生はちみつ」とは?
加熱処理をしていない「はちみつ」のことです。
ミツバチたちが集めた花蜜は、巣に持ち帰られた後、羽ばたきによって水分が蒸発されて濃縮されます。
これを完熟といいます。
この過程を経ないで採取された蜜は、水分含有量が多くなっています。
完熟しないうちに採取された蜜でも、加熱をすれば水分が蒸発をします。
また、加工段階で不純物を取り除く際、加熱をしてあるとフィルターを通しやすくなります。
加熱をすると「はちみつ」に含まれる成分が変質するといわれています。
加熱していない「生はちみつ」は熱による成分の破壊の心配が少ないです。
また、加熱したものとは風味が異なります。
「はちみつ」と「生はちみつ」の違い
「はちみつ」と「生はちみつ」の違いを、分かりやすく解説します。
ミツバチたちが花蜜を集め、巣に貯蔵されたものである点は同じです。
特に加熱をしていないものは「生はちみつ」といいます。
加熱したものと風味が異なります。
まとめ
ミツバチたちが集めたものである点は同じで、加熱をしていないものを特に「生はちみつ」といいます。