この記事では、「キンシバイ」と「ヤマブキ」の違いを分かりやすく説明していきます。
「キンシバイ」とは?
「キンシバイ(金糸梅)」とは、オトギリソウ科オトギリソウ属に分類されている常緑、または半常緑(半落葉)の低木のことを言います。
原産は中国で、日本へは江戸時代に渡来しました。
樹高は30㎝〜150㎝程度です。
「キンシバイ」の開花時期は5月〜7月頃、集散花序で5弁花の黄色い花が咲きます。
また、「キンシバイ」の全草は薬用に用いられています。
「ヤマブキ」とは?
「ヤマブキ(山吹)」とは、バラ科ヤマブキ属に属している落葉低木のことを表しています。
「ヤマブキ」には、一重と八重があり、基本種は一重になります。
一重の開花時期は3月〜5月頃で、5弁花の黄色い花を咲かせます。
また、9月〜10月頃に茶褐色の実がなり、中の種子は淡褐色をしています。
そして、「ヤマブキ」は民間薬に利用されています。
「キンシバイ」と「ヤマブキ」の違い
「キンシバイ」と「ヤマブキ」の違いを、分かりやすく解説します。
「キンシバイ」の枝は紫色ですが、「ヤマブキ」の若枝は緑色で、細くてやわらかいです。
また、「キンシバイ」は常緑のものと、紅葉して落葉するものがあります。
一方、「ヤマブキ」は落葉樹で黄葉します。
「キンシバイ」と「ヤマブキ」にはこれらのような違いが見られます。
まとめ
「キンシバイ」の別称には、「ダンダンゲ」、「ヒペリカム」、「クサヤマブキ(草山吹)」などがあります。
また、「キンシバイ」の英語表記は「Sungold St. John’s Wort」、「Tall St. John’s wort」などになります。
そして、「ヤマブキ」には、「ヤマブリ」などの別名があります。
さらに、「ヤマブキ」は英語で「Japanese rose」、「Jew’s mallow」などと表記します。
今回は「キンシバイ」と「ヤマブキ」の意味や違いなどについて述べてきました。
「キンシバイ」と「ヤマブキ」、それぞれの言葉の意味や違いを知ることで、より適切に使えるようになるでしょう。