この記事では、「保安灯」と「非常灯」の違いを分かりやすく説明していきます。
「保安灯」とは?
「保安灯」は「ほあんとう」と読みます。
意味は、「深夜・夜間など、暗い場所で、安全に歩行するための照明器具」です。
最低限の照度を確保する為に設置する小型照明です。
「保安灯」の言葉の使い方
「保安灯」は建築用語として「保安灯を取り付ける」「保安灯を設置する」などと使われます。
「保」は「たも(つ)」とも読み「しっかりと持ち続ける」という意味、「安」は「やす(い)」とも読み「変わったことがなく穏やかに落ち着いている」という意味、「灯」は「ともしび」とも読み「あかり」という意味、「保安灯」で「落ち着いて心配のない状態がしっかり続くための明り」になります。
「非常灯」とは?
「非常灯」は「ひじょうとう」と読みます。
意味は「正常時以外を想定して設置する防災照明器具」です。
建築基準法により、病院・ホテル・劇場・百貨店などの大型建築物などに設置が義務付けられています。
「非常灯」の言葉の使い方
「非常灯」は建築用語・防災用語として「非常灯を設置する」「非常灯に従って進む」などと使われます。
「非」は「〜でない」という打消しの意味、「常」は「つね」とも読み「いつも同じ状態が続くこと」という意味、「灯」は「あかり」という意味、「非常灯」で「いつもとは違う状態の時に使う明り」になります。
「保安灯」と「非常灯」の違い
「保安灯」は「落ち着いて心配のない状態がしっかり続くための明り」です。
「非常灯」は「いつもとは違う状態の時に使う明り」です。
「保安灯」の例文
「保安灯」の例文は以下の通りです。
・『家のドアの側に保安灯を設置する』
・『駐輪場に保安灯が取り付けられる』
「非常灯」の例文
「非常灯」の例文は以下の通りです。
・『映画館で上映中は非常灯だけが見える』
・『ホテルで非常灯の点検を行う』
まとめ
今回は「保安灯」と「非常灯」について紹介しました。
それぞれの違いを理解して、正しく使える様にしておきましょう。