「かるかん粉」と「上用粉」の違いとは?分かりやすく解釈

「かるかん粉」と「上用粉」の違いとは?違い

「かるかん粉」「上用粉」はどのような基準で区別されているのでしょうか。

今回は、「かるかん粉」「上用粉」の違いを解説します。

「かるかん粉」とは?

「かるかん粉」とは、「うるち米を製粉して作る米粉の一種」です。


「かるかん粉」の使い方

お米を細かく砕いて粉にしたものを米粉といいます。

米粉は使う米の種類や製粉の程度によっていくつかの種類に分類されます。

米粉の中でもやや粒子が粗めのものが「かるかん粉」です。

うるち米を水に浸し十分に給水させてから製粉する米粉を「上新粉」といい、上新粉の中でもやや粗めで粒子の大きいものが「かるかん粉」にあたります。

主に鹿児島県の名物であるかるかんやかるかん饅頭を作る時に用いられます。


「上用粉」とは?

「上用粉」とは、「米粉の中でも特にキメが細かく上質なもの」を指す言葉です。

「上用粉」の使い方

うるち米を原料にして作る米粉の中でも特に丁寧に挽いて作るキメ細かく粒子が小さい粉を指します。

主に関西地方で使われている呼び方で、京都など伝統的に菓子文化が根付いている関西地方では米粉の品質にこだわることが多く上新粉の中でも質の良いものを選別する必要があったことから「上用粉」という名称が生まれたとされています。

とてもキメが細かいため舌触りが滑らかな生地を作るのに向いていますが、質が良いからといってどんなものにでも適しているわけではありません。

粒子の大きい粉と混ぜて使うとキメ細かい「上用粉」が他の粉の間に入り込んでしまい逆にボソボソとした口当たりになってしまいます。

「かるかん粉」と「上用粉」の違い

「かるかん粉」「上用粉」の違いは「粒子の大きさ」です。

どちらもうるち米を引いて作る上新粉の一種で粒子が荒いものを「かるかん粉」粒子が細かいものを「上用粉」と区別します。

粒子の違いは水を加えて練った生地の舌触りや口当たりとして表れます。

まとめ

「かるかん粉」「上用粉」は粒の大きさの違いで区別されます。

それぞれ適した用途が異なるので目的に合わせて使い分けましょう。

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