この記事では、「マズルカ」と「ポロネーズ」の違いを分かりやすく説明していきます。
「マズルカ」とは?
マズルカは、mazurkaとも表記可能な言葉です。
そんなマズルカは、ポーランドの農民の間で生じた舞踏や舞曲を表す言葉となっています。
元々は庶民的な舞曲として誕生したものの、それがポーランド貴族の間で流行り、ヨーロッパやアメリカへと広がって普及して行ったのです。
4分の3拍子のリズムを基本としており、ポーランドのロマン派を代表する作曲家であるショパンが芸術的な作品として昇華させたと言われています。
「ポロネーズ」とは?
ポロネーズは、polonaiseとも表記される言葉で、フランス語でポーランド風という意味を持っている言葉です。
ポーランドの舞踏及び舞曲の1種を示す言葉として、このポロネーズは用いられています。
諸説あるものの元は、ポーランドの貴族の行進として始まったものが、ヨーロッパ各国の宮廷にも取り入れられたて広まって行きました。
もっともこのポロネーズの呼び名は、フランス宮廷によって定着していったのです。
「マズルカ」と「ポロネーズ」の違い
マズルカとポロネーズの文字表記の比較を行うと、使用されている文字も読み方も特に似ているとは言えない言葉同士であると言えます。
所が表現する意味はどちらも、ポーランド生まれの舞踏及び舞曲であり、意味が似ている事から混同する可能性は十分にあるのです。
とはいえマズルカは、庶民の音楽として広まって行きました。
一方のポロネーズは、貴族や宮廷の音楽として広まって行ったという違いがあります。
まとめ
2つの言葉は使用している文字も読み方も似てはいませんが、どちらもポーランドで誕生した舞曲や舞踏といった意味を所有しているのです。
ただしマズルカは、ポーランドの農民から起こったもので、庶民が切っ掛けで広まって行きました。
対するポロネーズは、貴族階級の間で流行って広まっていったという違いがあるのです。