この記事では、「キューピッド」と「天使」の意味や違いを分かりやすく説明していきます。
「キューピッド」とは?
ローマ神話に登場する恋愛の神様であるクピドを英語で表したものが“Cupido”(キューピッド)です。
ビーナスの子供として神話では描かれている少年であり、何も身に付けていない彼は全裸で、その背中には2枚の翼が生えていて自由に飛び回れます。
手には弓矢を持ち、その矢が当たった者同士で恋愛が始まるのです。
エロースとしてギリシャ神話に当てはめられています。
恋のキューピッド」は、他者の恋愛が成就するように手助けする者であり、幼児の姿で描かれているのが一般的です。
「天使」とは?
キリスト教では神様の忠実な使い手として行動する者を「天使」【てんし】といいます。
英語では“Angel”と書いて(エンジェル)とも呼ぶこの神の使いは手に弓矢を持たず、あくまでも純粋さがある使いです。
また、人と神との関係を深く繋げる存在としても描かれる幼児は人間の姿の者と、翼を持つ異形の容姿を持つ「天使」に別れています。
日本では妖精のような存在でもあり、心癒す子供としてとらえられていますが、なかには性別や年齢といったものに関係なく、大人の「天使」も存在するのです。
「キューピッド」と「天使」の違い
「キューピッド」と「天使」の違いを、分かりやすく解説します。
ギリシャ神話に登場する「キューピッド」は愛を司り、人を幸せにする子供です。
手には弓矢を持ち、人同士を愛情で繋げるといったことができる存在でもあります。
しかし、片方の弓矢で打ち抜かれた者は相手に嫌悪感を抱き、嫌いになってしまうのです。
また、実際には子供の姿ではなく、美しい青年になります。
もう一方の「天使」は天国の神様につかえる団体の構成員として行動する存在です。
主に、人間の前に姿を現し、神との間を取り持つ存在として描かれています。
幼児であり、ときに神に逆らう者と戦っては勝利するほど力強さがあるのです。
また、命令を受けて人間界へと降り立ち、神から伝えられた言葉を伝えたり、なかには人を危険な状況から救い出します。
まとめ
一方は恋愛の神様につかえる者ですが、もう片方はキリスト教の神様の使いとして描かれています。
自分なりに2つの異なる点を比べてみるといいでしょう。