「重要文化財」や「国宝」は国が定めた法律によって保護が義務付けられています。
この記事では、「重要文化財」と「国宝」の違いを分かりやすく説明していきます。
「重要文化財」とは?
「重要文化財」とは日本に存在する有形文化財の中でも歴史的な価値や美術上の価値が高いものを表す言葉です。
日本には様々な文化財が存在しており、これらは有形文化財、無形文化財、民俗文化財、文化的景観、伝統的建造物群、記念物、埋蔵文化財に分類されています。
「重要文化財」は有形文化財の中でも文化的に優れたものを区分したものであり、美術工芸品、建造物、考古資料、歴史資料などを保護することが義務付けられています。
この「重要文化財」は文化財保護法によって定められており、日本国文部科学大臣によって指定されるのが特徴です。
「国宝」とは?
「国宝」とは「重要文化財」の中でもさらに文化史や歴史的な価値が高いものを表す言葉であり、日本では色々な建造物や美術工芸品が指定されています。
「国宝」には縄文時代や弥生時代から出土したものや、刀剣類も含まれています。
「国宝」は非常に価値が高いことから博物館や美術館での展示も行われており、観光名所として訪れることも可能です。
「人間国宝」は重要無形文化財に指定された人物を示す言葉です。
「重要文化財」と「国宝」の違い
「重要文化財」の中でもさらに文化史や歴史的な価値が高いものは「国宝」に指定されます。
これらはその価値から管理や保護することが義務付けられており、博物館や美術館などで展示されるものも存在します。
「重要文化財」の例文
・『近所のお寺は重要文化財に指定されています』
・『博物館に行って重要文化財の絵画を見てきました』
「国宝」の例文
・『国宝であるその刀剣は一度でいいから実物を見てみたいと思っています』
・『国宝の歴史について研究しています』
まとめ
「重要文化財」や「国宝」は文化財保護法によって定められています。
