この記事では、「花器」と「花瓶」の違いを分かりやすく説明していきます。
「花器」とは?
「花器」は「かき」と読みます。
意味は「花を生けて全体をひとつの作品とみなす為の器のこと」です。
陶磁器や金属などの他に木製や竹製など素材は様々で、形も平たいものから左右非対称のものまでさまざまです。
「花器」の言葉の使い方
「花器」は華道用語として使われます。
「花」は「はな」とも読み「草花」という意味、「器」は「入れ物」「一定の形に作られた道具」という意味、「花器」で、「草花を生ける為に作られた道具」になります。
基本的に、華道で作品の一部として用いられる器に使われる言葉です。
「花瓶」とは?
「花瓶」は「かびん」と読みます。
意味は「花を飾るための、壺や筒など縦に長い形をした器のこと」です。
陶磁器や金属、ガラスなどの素材で、花を主体にした安定感のある器を表します。
「花瓶」の言葉の使い方
「花瓶」は日常の生活雑貨用語として「花瓶に生ける」「花瓶が割れる」などと使われます。
「花」は「草花」という意味、「瓶」は「かめ」とも読み「口が狭く胴体がふくらんだ陶製・ガラス製・金属製などの容器」という意味、「花瓶」で「草花を生ける為の、口が狭く胴体がふくらんだ容器」になります。
基本的に、人からプレゼントされたり、部屋のアクセントとして手に入れた草花などを飾るための器に使われる言葉です。
「花器」と「花瓶」の違い
「花器」は「華道で、花を生けて全体をひとつの作品とみなす為の器のこと」です。
「花瓶」は「花を飾るための、壺や筒など縦に長い形をした器のこと」です。
「花器」の例文
「花器」の例文は以下の通りです。
・『大輪の花を生けるのに、大きくて口の広い花器を選ぶ』
・『華道は花代の他に花器に費用がかかる』
「花瓶」の例文
「花瓶」の例文は以下の通りです。
・『お見舞いにもらった花を花瓶に生ける』
・『テーブルの中央に一輪挿しの花瓶を置く』
まとめ
今回は「花器」と「花瓶」について紹介しました。
それぞれの違いを理解して、正しく使える様にしておきましょう。