氷砂糖を削ったら白砂糖になる?
この記事では「氷砂糖」と「白砂糖」の違いを分かりやすく説明していきます。
「氷砂糖」とは?
受験戦争が激しかった90年代、勉強の強い味方として良く取り上げられていたのが氷砂糖です。
見た目通りに氷糖とも呼ばれる事も多々ありました。
特徴としては純度の高いショ糖である事でしょう。
このため疲労回復にはもってこいだと知られ、さらには舐めると脳内物質セロトニンが発生し、リラックス効果を享受できます。
そのまま舐める以外には果実酒を作る時に用いられる事が多いと言えます。
「白砂糖」とは?
スーパーやドラッグストアお馴染みなのが白砂糖こと上白糖だと言っていいでしょう。
世界で砂糖といえばグラニュー糖の事を指すのが常識。
ほぼ日本でしか食べる事ができないのはご存知ない方も多いはずです。
精製の過程で白下からグラニュー糖と糖液に分離。
さらに糖液の結晶を分離させる事により、上白糖と三温糖ができあがります。
日本では極めてポピュラーですので和食・洋食どちらにも使われると言っていいでしょう。
「氷砂糖」と「白砂糖」の違い
「氷砂糖」と「白砂糖」の違いを、分かりやすく解説します。
氷砂糖は純度の高いショ糖であり、白砂糖はショ糖に転化糖液をかけて作られます。
これにより独特の甘みと口当たりが生まれると言っていいでしょう。
上白糖を作る際に生まれるグラニュー糖を原料として出来上がるのが氷砂糖です。
まとめ
氷砂糖は純度の高いショ糖であり、肉体精神の疲労回復にもってこいだと言えるでしょう。
また氷砂糖は独特の技法で生産されるため、砕いても白砂糖にはなりません。
一方の白砂糖はショ糖に転化糖液をふりかけてつくられます。
この白砂糖を水分を使って成型したのが角砂糖でした。
また白砂糖は完成する前に三温糖と上白糖になりますが、その前の段階で結晶を分離する事でグラニュー糖と糖液に別れます。
このグラニュー糖もしくは白ザラメを溶かした糖液が原料なのが氷砂糖です。
白砂糖・上白糖はほぼ海外では使われる事がありません。
海外では砂糖=グラニュー糖だと定義。
グラニュー糖よりも甘さを感じられ口触りも良い、まろやかな甘さが日本の食事が海外で評価される理由だとも言えるでしょう。