この記事では、「春小麦」と「冬小麦」の違いを分かりやすく説明していきます。
「春小麦」とは?
春小麦とは、春に種をまいてその年の秋に収穫する小麦のことをいいます。
春小麦は、冬の寒さが厳しい寒冷地などで栽培されます。
例えばアメリカは小麦の栽培が盛んな国ですが、中央平原よりも北部で栽培されているのが春小麦になります。
ロシアやウクライナなども春小麦の栽培地帯で、日本では北海道で栽培されています。
春小麦は硬質で、含まれているグルテン量が多いのが特徴です。
パン作りに向いています。
「冬小麦」とは?
冬小麦とは、秋に種をまいて翌年の夏に収穫する小麦のことをいいます。
アメリカでは、カンザス州やオクラホマ州がある中南部で栽培されています。
日本では、本州で栽培されている小麦は冬小麦になります。
稲作の裏作として作付けされることが多いです。
冬小麦は成育期間が長いので、収穫量は多くなっています。
「春小麦」と「冬小麦」の違い
春小麦と冬小麦の違いは、種をまく時期にあります。
春小麦は春に種をまき、秋に収穫する小麦です。
冬小麦は秋に種をまき、翌年の夏に収穫する小麦になります。
秋小麦ではなく冬小麦と呼ばれるのは、冬を越すからです。
世界的にみると冬小麦が一般的で、生産量も冬小麦の方が多くなっています。
春小麦は、寒すぎて冬を越すのが難しい寒冷地などで栽培されます。
また、冬に気温が下がらない温暖な地域や秋に種をまくと収穫時期に雨期がきてしまう地域などでも栽培されることがあります。
それから春小麦は収穫量は少ないのですがグルテンの含有量が多く、パンに向いています。
冬小麦は収穫量が多く、グルテンの含有量は春小麦よりも少ないです。
まとめ
春小麦と冬小麦の違いは、種をまく時期にあります。
春にたねをまいて秋に収穫するのが春小麦で、秋に種をまいて冬を越すのが冬小麦になります。
春小麦は寒冷地などで栽培されています。