「イギリス刺繍」と「フランス刺繍」の違いとは?分かりやすく解釈

「イギリス刺繍」と「フランス刺繍」の違いとは?違い

日本でも今やたくさんのタイプの刺繍が紹介されていますが、「イギリス刺繍」というのは他のものに比べるとあまり聞いたことがないものです。

それでは、この「イギリス刺繍」とはどういう意味でしょうか。

また、「フランス刺繍」とは、どう違うのでしょうか。

この記事では、「イギリス刺繍」「フランス刺繍」の違いを分かりやすく説明していきます。

「イギリス刺繍」とは?

「イギリス刺繍」とは、その名の通りイギリスの伝統的な刺繍のことですが、「イギリス刺繍」と言ってもたくさんのタイプのものがあります。

たとえば、「ゴールドワーク」とは金色のビーズなどを組み合わせて立体的な作品を作るもので、「ジャコビアン刺繍」は、インドの影響を受けたもので、ウールの糸で植物などのモチーフを作品にします。


「フランス刺繍」とは?

「フランス刺繍」とは、日本では最も有名なもので、ハンカチのような布に、刺繍用の糸でステッチを作りながら作為品にしてゆくものです。


「イギリス刺繍」と「フランス刺繍」の違い

「イギリス刺繍」「フランス刺繍」の違いを、分かりやすく解説します。

この2つの言葉は、ヨーロッパの刺繍のタイプであることは同じですが、実はかなり違うものです。

この2つの刺繍の違いを簡単に説明するならば、基本的なステッチを使いながら薄い布に糸で絵を描くのが「フランス刺繍」であり、様々なタイプの技法や素材を駆使してイメージを形にするのが「イギリス刺繍」ということになります。

特に「イギリス刺繍」は前述のように、多くの種類があって、それぞれが全く違うので、「イギリス刺繍」という同一のカテゴリーでは括れないのも特徴のひとつです。

「フランス刺繍」がほぼ刺繍糸を使うのに対して、「イギリス刺繍」では、糸だけではなく、ビーズやリボン、モールやボタンなどの様々なものを組み合わせて作るものが多いと言えます。

日本で圧倒的に「フランス刺繍」のほうがポピュラーなのは、誰でもステッチの基本を覚えればある程度の作品は作れるという入りやすさに理由があるでしょう。

まとめ

この記事では、「イギリス刺繍」「フランス刺繍」の違いを、解説してきました。

これら以外にも有名なものとしては、「ハンガリー刺繍」「ルーマニア刺繍」そして「日本刺繍」もあります。

手芸用品売り場に行ってこれらのものを見てみるのも面白いでしょう。

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