この記事では、「リクガメ」と「ミズガメ」の違いを分かりやすく説明していきます。
「リクガメ」とは?
「リクガメ」とは陸上に生息する亀です。
草花や果実などを食べる草食性の動物で、縦に隆起しているような形の甲羅を持ち、頭や前後の足を全て甲羅にしまって身を守れるのが特徴になります。
水は得意というわけではなく体温調節のために浸かることはありますが泳ぎはしません。
足は四本とも円柱状に小さな指があり、そこから爪が生えている種類の「リクガメ」もいます。
基本的に動きが遅く鈍重であり、ノロマで甲羅に身を隠すという亀と聞いて思い浮かべられるイメージは基本的に「リクガメ」の特徴です。
「ミズガメ」とは?
「ミズガメ」とは水場を中心に生息する亀です。
ずっと水の中でしか活動しないものもいますが、水中を泳いだり陸に上がったりする「ミズガメ」もいます。
「ミズガメ」は水中や水辺に生える草も食べますが、水中にいる魚や甲殻類なども食べる雑食性です。
甲羅は平坦な種類の亀が多く、甲羅が高く育つ「ミズガメ」でも「リクガメ」ほど立派な高さにはなりません。
足は四本とも円柱状であり指と水かきが生えています。
「リクガメ」と「ミズガメ」の違い
「リクガメ」と「ミズガメ」の違いを、分かりやすく解説します。
完全に陸上でのみ生息する亀が「リクガメ」で、主に水中に住む亀が「ミズガメ」です。
「リクガメ」は草や果実などを食べる草食ですが、「ミズガメ」は雑食で水草以外にも魚や甲殻類なども食べます。
また「リクガメ」の足の指には水かきがありませんが「ミズガメ」の指の間には泳ぐための水かきがあるのも特徴です。
まとめ
前足の形が見るからに違うウミガメと比べると「リクガメ」と「ミズガメ」は違いがわかりにくいかもしれませんが、それでも違いはしっかりあるものです。
甲羅が隆起していて陸上でしか生活しない「リクガメ」は足の指に水かきがありませんし、「ミズガメ」は陸に上がるものもいますが基本は泳いで生活するので甲羅は大きく隆起しませんし指には水かきがあります。
食性も「リクガメ」は草食で「ミズガメ」は雑食という違いもありますし、似ているようでわりと違いは大きいと言えるでしょう。