「多大なる」と「多大な」の違いとは?意味や違いを分かりやすく解釈

「多大なる」と「多大な」の違いとは?違い

この記事では、「多大なる」「多大な」の違いを分かりやすく説明していきます。

「多大なる」とは?

「多大なる」「多大」には、数量や規模などが非常に大きいといった意味があります。

言い換えれば、「多量」「多分」「いっぱい」などと同じです。

この「多大」の意味を踏まえ文語表現として主に用いられる言葉が「多大なる」です。

程度がはなはだしいことを強調する際に使用される言葉で、「多大なるご支援」「多大なるご協力」「多大なるご尽力」などといった形で用いられます。

また、「多大なるご迷惑をおかけし」といった形で謝罪の際にも用いられることがあります。


「多大な」とは?

「多大な」「多大」には、数量や規模などが非常に大きいといった意味があります。

言い換えれば、「多量」「多分」「いっぱい」などと同じです。

この「多大」の意味を踏まえ口語表現として主に用いられる言葉が「多大な」です。

程度がはなはだしいことを強調する際に使用される言葉で、「多大な影響」「多大なご面倒」「多大なご心配」「多大なごひいき」などといった形で用いられます。


「多大なる」と「多大な」の違い

「多大なる」「多大な」の違いを、分かりやすく解説します。

「多大なる」「多大な」はどちらも、数量や規模などが非常に大きいといった意味を持つ「多大」の意味を踏まえ用いられる表現方法です。

どちらも、同じ意味として使用することができる言葉ですが、「多大なる」は文語表現として用いられることが多く、改まった文面に対し用いられることが多い傾向があります。

「多大なる」の例文

・『今回の豪雨では多大なる被害を受けることになりました』
・『いつも、多大なるご支援に感謝いたします』

「多大な」の例文

・『今回の私の身勝手な行動により家族に多大な心配をかけてしいました』
・『お客様より受けた多大なご愛顧に感謝しております』

まとめ

同じ意味を持つ言葉でも、その場に適した使い分けが求められる「多大なる」「多大な」になります。

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