この記事では、「すもも」と「あんず」の違いを分かりやすく説明していきます。
「すもも」とは?
「すもも(李・酸桃)」とは、バラ科サクラ属(スモモ属)に分類されている落葉小高木のことを意味しています。
原産は中国で、樹高は9m〜12m程度あります。
「すもも」は3月〜4月頃に5弁花の白色や淡桃色の花が咲きます。
果実は6月〜8月頃に、紫色、赤色などの実がなります。
「すもも」の果実は生食などの食用に、種子は薬用に使用されています。
「あんず」とは?
「あんず(杏・杏子)」とは、バラ科サクラ属(スモモ属)に属している落葉小高木のことを表しています。
中国が原産で、日本へは薬用として渡来しました。
「万葉集」にも記載があります。
「あんず」の樹高は5m〜10mくらいあり、涼しい地域に適しています。
開花時期は3月〜4月頃で、5弁花の淡紅色の花が咲きます。
6月〜7月頃に果実がなります。
果実は黄橙色や淡黄緑色で、熟すと甘くなります。
「あんず」の果実は、ドライフルーツや、ジャムなどの加工食品、果実酒などに利用されています。
品種によっては生食できるものもあります。
そして、種子は薬用や食用に用いられています。
「すもも」と「あんず」の違い
「すもも」と「あんず」の違いを、分かりやすく解説します。
「すもも」の果実は紫色や赤色をしていますが、「あんず」は橙色をしています。
また、「すもも」の果実の表面には、うぶ毛が無いですが、「あんず」にはあります。
「すもも」と「あんず」にはこれらのような違いが見られます。
まとめ
「すもも」の別称には、「日本すもも」があります。
また、「すもも」の英語表記は「Japanese plum」になります。
そして、「あんず」には、「カラモモ(唐桃)」の別名があります。
さらに、「あんず」は英語で「Apricot」と表記します。
今回は「すもも」と「あんず」の意味や違いなどについて述べてきました。
「すもも」と「あんず」、それぞれの言葉の意味や違いを知ることで、より適切に使えるようになるでしょう。