昭和生まれには馴染みが薄い?
この記事では、「0w20」と「0w16」の違いを分かりやすく説明していきます。
「0w20」とは?
エンジンオイルの粘度を示す言葉です。
ガソリン車のオイルとしては比較的新しい潮流のアイテムだと言っていいでしょう。
5w30や10w30等が昭和の車では一般的で0wは見たことが無かった人も多いと思われます。
wは「winter grade」を差し低温時の粘度、後方の数字は高温時の粘度を指します。
トヨタ車でいえば「86」「Prius」「HARRIER(ガソリン車)」「MARK X」等がその一例として挙げられていました。
「0w16」とは?
低温時は変わらずに高温時、いわば走行中でもエンジンオイルがサラサラを売りにしたアイテムになります。
こちらは前者以上に新しく登場したオイルだと言っていいでしょう。
トヨタ車の推奨例としては「Prius phv」や「AQUA」などが挙げられます。
「0w20」と「0w16」の違い
「0w20」と「0w16」の違いを、分かりやすく解説します。
比較的両者ともに新しく登場したエンジンオイルになり、2000年代を過ぎてから急速に浸透していったものです。
始動時も走行時もサラサラの低粘度なエンジンオイルですが、後者の方がよりサラサラな状態を保つのが特徴だと言っていいでしょう。
両者ともにハイブリッド車に使われますが、よりハイブリッド車やアイドリングストップ車のカタログスペック通りの能力を引き出せるのが後者でしょう。
既存のエンジンオイルでも同様のケースはありましたが、メーカー取扱説明書で0w16推奨の車に0w20を使用した場合、エンジン内での抵抗が増えるためにより多くの力が必要になるのは至極当然。
また燃費も悪くなります。
逆の場合は問題がありませんが、劇的な環境変化は起きないと言っていいでしょう。
まとめ
両者ともにエンジンオイルの粘度を指す言葉であり、0w16の方が0w20と比較すれば走行時の粘度までサラサラだと言っていいでしょう。
両者の互換性はあり走らない訳ではありませんが、推奨されていません。
ただしメーカーは推奨してはいないもの、個人では5w30や10w40のエンジンオイルを意図的に使う方もいらっしゃいます。
逆に5w30推奨車に0w16、0w20を使うのは無謀だと言っていいでしょう。
全く使えない、走らない訳ではありませんが故障の原因になります。