この記事では、「なまず」と「うなぎ」の違いを分かりやすく説明していきます。
「なまず」とは?
「なまず」とは川や沼地に生息する大型の肉食淡水魚です。
大きな口とヒゲのある平べったい顔が特徴になります。
基本的に毒を持っていませんが一部の「なまず」はヒレに毒針を持っているので注意が必要です。
日本では地震と関連付けられる迷信が多く見受けられますが、夜行性で昼間は泥などに隠れほとんど動かない「なまず」が、地震が起きる直前には突然動き出す場合があることから来ています。
「うなぎ」とは?
「うなぎ」とは熱帯や温帯の川に生息する雑食の魚です。
基本的には淡水に生息していますが出産時には海に行ってから出産し出産が終わると川に帰ってきます。
「うなぎ」の皮から分泌される粘液と血液には毒が含まれており、加熱して変性させずに食べ過ぎると人でも最悪死ぬ可能性があるので、刺し身のような生食文化のある地域でも「うなぎ」は生では食べません。
また捌いた時の血が傷口や目にふれると炎症や結膜炎を起こすので「うなぎ」を捌く場合には注意が必要になります。
「なまず」と「うなぎ」の違い
「なまず」と「うなぎ」の違いを、分かりやすく解説します。
川や沼地に生息する肉食の淡水魚が「なまず」で、基本的に川に生息するものの産卵時は海に行く雑食の魚が「うなぎ」です。
「なまず」には感覚器官のヒゲが生えていますが「うなぎ」にはヒゲが生えていません。
また「なまず」は基本的に毒を持っておらず持っているにしてもヒレの毒針という形です。
対して「うなぎ」は体表の粘液に微弱な毒と血液に比較的強い毒を持ちます。
まとめ
「なまず」も「うなぎ」もにょろにょろと長い身体に粘液でぬめる体表という共通点はありますが、ヒゲが生えているなら「なまず」で生えてなければ「うなぎ」と一目で判別できます。
「なまず」は基本的に無毒であってもヒレの針に気をつければ問題ありませんが、「うなぎ」の場合は種類を問わず血液に気をつけなければいけません。