この記事では、「ミナミヌマエビ」と「ヤマトヌマエビ」の違いを分かりやすく説明していきます。
「ミナミヌマエビ」とは?
「ミナミヌマエビ(南沼蝦)」とは、十脚目(エビ目)ヌマエビ科カワリヌマエビ属に分類されているエビの一種のことを言います。
「ミナミヌマエビ」は日本にも生息しています。
流れが緩やかな川や池、沼や水路など、水草が多い淡水域で一生を過ごします。
「ミナミヌマエビ」の体長は2㎝〜3㎝程度です。
体色は茶褐色の半透明をしています。
メスは産卵した卵が孵化するまで、腹肢に抱えて保護します。
「ヤマトヌマエビヤマトヌマエビ」とは?
「ヤマトヌマエビ(大和沼蝦)」とは、十脚目(エビ目)ヌマエビ科ヒメヌマエビ属に属しているエビの一種を表しています。
日本にも生息する両側回遊型(りょうそくかいゆうがた)の動物です。
産卵して生まれた幼生は、川の流れに乗って海に下ります。
幼生期は海で生活しますが、成長すると川に遡上してきます。
「ヤマトヌマエビ」の体長は、3. 5㎝〜4. 5㎝くらいで、メスの方が大きいです。
体色は半透明の青色や緑色をしています。
メスは産卵した後、卵を腹肢に抱え、孵化するまで保護します。
「ミナミヌマエビ」と「ヤマトヌマエビ」の違い
「ミナミヌマエビ」と「ヤマトヌマエビ」の違いを、分かりやすく解説します。
「ミナミヌマエビ」は川や池などの淡水域で一生暮らしますが、「ヤマトヌマエビ」は幼生期は海で過ごし、成長すると川 に戻ってきて生活します。
また、「ミナミヌマエビ」の体長が2㎝〜3㎝であるのに対し、「ヤマトヌマエビ」のそれは3. 5㎝〜4. 5㎝で、「ヤマトヌマエビ」の方が大きいです。
「ミナミヌマエビ」と「ヤマトヌマエビ」にはこれらのような違いが見られます。
まとめ
「ミナミヌマエビ」の別称には、「タエビ」、「ブツエビ」があります。
また、「ミナミヌマエビ」の英語表記は「Freshwater shrimp」になります。
そして、「ヤマトヌマエビ」は英語で「Caridina multidentata」などと表記します。
今回は「ミナミヌマエビ」と「ヤマトヌマエビ」の意味や違いなどについて述べてきました。
「ミナミヌマエビ」と「ヤマトヌマエビ」、それぞれの言葉の意味や違いを知ることで、より適切に使えるようになるでしょう。