この記事では、「読解力」と「理解力」の違いを分かりやすく説明していきます。
「読解力」とは?
「読解力」は「どっかいりょく」と読みます。
意味は、「文章を読んで、その内容や意味するところを正しく捉えること」です。
「読解力」の言葉の使い方
「読解力」は名詞として「読解力がある・ない」「読解力を培う」などと使われます。
「読」は「よ(む)」とも読み「文章や本の文字を頭に入れながらとらえる」という意味、「解」は「一つにまとまったものをばらばらにする」から転じて「ものごとの筋道・意味をはっきりとらえる」という意味、「力」は「ちから」とも読み「肉体的、精神的な働き」から転じて「その物に備わる働きや勢い」という意味、「読解力」で「その人に備わっている、文章や本の筋道・意味をはっきりとらえる働き」になります。
「理解力」とは?
「理解力」は「りかいりょく」と読み、意味は以下の通りです。
1つ目は「ものごとの意味や内容を正しく飲み込むこと」という意味です。
2つ目は「その場の状況や他人の心情を察すること」という意味です。
「理解力」の言葉の使い方
「理解力」は名詞として「理解力がある・ない」「理解力に欠ける」などと使われます。
「理」は「ことわり」とも読み「ものごとに備わった筋道」という意味、「解」は「ものごとの筋道・意味をはっきりとらえる」という意味、「力」は「その物に備わる働きや勢い」という意味「理解力」で「その人に備わっている、ものごとの筋道・意味をはっきりとらえる働き」になります。
「読解力」と「理解力」の違い
「読解力」は「その人に備わっている、文章や本の筋道・意味をはっきりとらえる働き」です。
「理解力」は「その人に備わっている、ものごとの筋道・意味をはっきりとらえる働き」です。
「読解力」の例文
「読解力」の例文は以下の通りです。
・『彼女は本を沢山読んでいるので読解力が高い』
・『この文章は読解力がないと読めない』
「理解力」の例文
「理解力」の例文は以下の通りです。
・『理解力がある人は全て言わないでも分かってくれる』
・『彼は理解力に欠けるので指示は必ず口頭で説明する様にしている』
まとめ
今回は「読解力」と「理解力」について紹介しました。
それぞれの違いを理解して、正しく使える様にしておきましょう。