今日はどっちにしよう?迷わないロースの比較。
この記事では、「肩ロース」と「リブロース」の違いを分かりやすく説明していきます。
「肩ロース」とは?
読んで字の如く肩の部分の肉を指します。
ネックとリブロースの間の部位と言っていいでしょう。
近年では特に牛肉でクラシタロース又は単にクラシタと呼んで特別感を打ち出している店も多くなりました。
特にインターネットショップのブランド和牛の店では顕著。
人間で例えるのなら首下から肩甲骨の下端までと捉えると解りやすいのではないでしょうか。
当然動きのある部位ですから食感が豊かなのが特徴的です。
「リブロース」とは?
リブとは英語表記の“rib”肋骨、あばら骨を指します。
大手ファーストフード店が80年代に開発したスペアリブを使ったメニューからリブ=骨付き肉の認識が浸透したと言っていいでしょう。
肩ロースとサーロインに挟まれた部位。
そして骨付きリブロースはその形状からトマホークと言われています。
人間で例えるのなら肋骨の裏側に該当し動きのない部分。
サシがしっかり入っている事が多く、肉質もきめ細やかなのが特徴です。
「肩ロース」と「リブロース」の違い
「肩ロース」と「リブロース」の違いを、分かりやすく解説します。
厳密な境界線を引くのは難しいですが、リブロースはきめ細やかなサシが入っているのが特徴。
1つの目安としてはリブロースはサシがきめ細やかです。
肩に向かって進み、明らかにサシが少なくなってきたら、そこは肩ロースだと判断していいでしょう。
味わいや食感は肩ロースの肉質は柔らかいがそれなりの食感はあるのが特徴。
それでいて適度なサシが入っているため、ある意味オールマイティと言ってよく食べ方を選びません。
リブロースはそれ以上にきめ細やかなのがサシが入っていますので、脂の旨みや甘味を楽しめる食べ方がお勧めです。
そのため焼き肉、ステーキ、鉄板焼きと言った焼く調理方法が適しています。
いわゆるブランド和牛のもつサシ=脂は和牛香という甘い薫りが特徴ですから、それを最大限に引き出せるのがリブロースと言っていいでしょう。
まとめ
肩ロースはネックとリブロースの間の部位であり、動きのある部分なので柔らかさと食感が同居していると言っていいでしょう。
また程良くサシが入っており食べ方はオールマイティに楽しめます。
一方のリブロースは肩ロースとサーロインの間で最も動きの少ない部位にあたります。
サシがしっかり入っているのが特徴。
脂の旨みと薫りを引き出す食べ方がお勧めで、鉄板焼き、ステーキ、焼き肉に代表される焼く調理方法と相性が抜群でした。
隣接した部位にあたり、他の部位同様に厳密にここからここまでとは区別できません。
そのためサシのきめ細やかさと肉質の両面で判断して決められます。