「老眼鏡」と「近々レンズ」の違いとは?分かりやすく解釈

「老眼鏡」と「近々レンズ」の違いとは?違い

目の筋力が弱くなったシニア層にとってなくてはならないのが「老眼鏡」ですが、最近では、他の部分も見えるような「遠近レンズ」「中近レンズ」そして「近々レンズ」のような便利なものがたくさん出てきています。

それでは、この「近々レンズ」とはどういう意味でしょうか。

また、「老眼鏡」とは、どう違うのでしょうか。

この記事では、「老眼鏡」「近々レンズ」の違いを分かりやすく説明していきます。

「老眼鏡」とは?

「老眼鏡」とは、その名前の通り、目の筋肉が衰えてきたシニア層のためのメガネです。

単焦点のレンズが付いたメガネのことで、本来は目の中にある水晶体の厚さを増すことで見ることができる近いところにあるものをレンズの力で簡単に見るためのものです。

調整力の大小によって、度数が分かれており、一般的には4種類くらいのものから選択することになります。


「近々レンズ」とは?

「近々レンズ」とは、かなり近いところと近いところのおよそ50-60cmくらいの範囲をカバーした、多焦点のレンズのことです。

「遠近レンズ」「中近レンズ」と同じように、「累進屈折力レンズ」というものを使用することによって、境目のないいくつかの焦点の部分を同じレンズ内に設けることができる画期的なものです。


「老眼鏡」と「近々レンズ」の違い

「老眼鏡」「近々レンズ」の違いを、分かりやすく解説します。

この2つの言葉は、シニア層のひとたちが近くを見るために使用するものであることは同じですが、見える範囲が違います。

簡単に言えば「手元しか見えない」のが「老眼鏡」であり、「手元から50cm」あたりの範囲が見えるのが「近々レンズ」ということになります。

つまり、「老眼鏡」では、新聞や本、近くに寄せたスマホの画面くらいしか見えませんが、「近々レンズ」を使用すれば、それらを含めて、ノートパソコンのディスプレーやテーブルの上の料理もちゃんと見えます。

この差は大きく、机の上のパソコンで色々調べながら手紙を書いたりするような場面では外すことなく作業ができます。

まとめ

この記事では、「老眼鏡」「近々レンズ」の違いを、解説してきました。

前述の「累進屈折力レンズ」の誕生によって、歳をとっても不便なく過ごすことができるようになったのは喜ぶべきことです。

違い
違い比較辞典