この記事では、「羊羹」と「水羊羹」の違いを分かりやすく説明していきます。
「羊羹」とは?
あんを型に流し入れて蒸す、あるいは寒天液を加えて固めた食べものです。
蒸して作るものは「蒸羊羹」と呼ばれ、煮詰めて作るものは「練り羊羹」と呼ばれています。
さおもの菓子の一種で、細長い形状をしていることが一般的です。
あんには、小豆が使用されることが一般的です。
あんは、つぶあんが使用されることもあれば、こしあんが使用されることもあります。
煮詰めて作るものの作り方を簡単に説明します。
材料は、あん、粉寒天、水です。
粉寒天は水に入れてふやかし、加熱をして溶かします。
火をとめて、ここにあんを加え、へらで混ぜてなじませます。
なじんだら中火にかけて水分を飛ばしていきます。
このときに、焦げつかないように練っていきます。
へらですくっても落ちないほどの固さになったら、容器に移し入れます。
粗熱が取れたら容器にラップをし、冷蔵庫で冷やし固めます。
「水羊羹」とは?
寒天を煮溶かし、砂糖と小豆あんを加え混ぜ、型に入れて冷やし固めた食べものです。
滑らかな触感が特徴です。
夏の季語となっており、夏向きの食べものです。
細長い形状をしたものの他、一人で食べきれる量の大きさのアルミ容器やプラスチック容器に入れた商品もあります。
作り方を簡単に説明します。
粉寒天を水に入れてふやかし、加熱をして溶かします。
いったん火をとめて、こしあんを加えて混ぜてなじませます。
なじんだら火にかけ、かき混ぜながら沸騰させます。
沸騰をしたら火からおろし、型に流しいれます。
粗熱を取ったら、冷蔵庫に入れた冷やし固めます。
「羊羹」と「水羊羹」の違い
「羊羹」と「水羊羹」の違いを、分かりやすく解説します。
「羊羹」は、寒天液とあんを混ぜ合わせて固めたもの、またはあんを蒸して固めたものをいいます。
その中の一種が「水羊羹」です。
「羊羹」という場合、「練り羊羹」「蒸羊羹」「水羊羹」など、いくつもの種類を指しています。
まとめ
「羊羹」の中の一種が「水羊羹」です。