この記事では、「頑迷固陋」と「狷介固陋」の違いを分かりやすく説明していきます。
「頑迷固陋」とは?
頑迷固陋は、がんめいころうと読むべき言葉です。
文字で記されたこの言葉を目にすれば一目瞭然な事でしょうが、頑なで物の道理が分からないという意味を持つ頑迷の文字に、見識が狭くて頑固という意味を所有する固陋の文字を加える事で完成した言葉となっています。
以上の事から頑迷固陋は、頑固で視野が狭い上に、道理をわきまえない事を示すのです。
「頑迷固陋」の言葉の使い方
頑迷固陋は、頭が固くて頑なな様といった意味の言葉として用いられています。
要するに自らの考えに固執する余りに視野が狭く、正しい判断が下せないといった意味の言葉として使用されているのです。
「狷介固陋」とは?
狷介固陋は、けんかいころうと読むのが正解な言葉となっています。
漢字で表記されたこの言葉を見れば理解出来る事となりますが、自分を守り妥協しないといった意味の狷介の漢字に、自らの狭い視野に囚われ頑なであるという意味がある固陋の漢字を付け足す事で誕生した言葉です。
だからこそ狷介固陋は、頑なに自分の考えや意志を守り人の事を受け入れない様子を表します。
「狷介固陋」の言葉の使い方
狷介固陋は、頑なで頑固な様といった意味の言葉として使われているのです。
具体的には、見識が狭くて古い事にしがみつき、意地になって新しい事を受け入れようとしない様子といった意味で使用されています。
「頑迷固陋」と「狷介固陋」の違い
頑迷固陋と狷介固陋の漢字表記を比べれば、頑迷と狷介という漢字の違いを発見する事が可能です。
所がその後に続く固陋の漢字は同じであり、どちらも似た様な意味を表現する類義語同士となっています。
ただし頑迷固陋は、視野が狭い上に頑固で道理をわきまえない様を示すのです。
一方の狷介固陋は、頑ななまでに自分を守り、他人の考え等を受け入れない様を表します。
まとめ
2つの言葉は共通する漢字があるだけでなく、同じ様な意味合いを指し示す類語同士です。
ちなみに頑迷固陋は、自分の考えに固執するが故に正しい判断が下せない様子といった意味の言葉として用いられています。
対する狷介固陋は、見解が狭い上に人の事を受け入れない様子といった意味の言葉です。