「小売業」と「接客業」の違いとは?分かりやすく解釈

「小売業」と「接客業」の違いとは?違い

「小売業」「接客業」はどちらも業種を表す言葉です。

2つの業種はそれぞれどのような仕事で何が違うのでしょうか。

今回は、「小売業」「接客業」の違いを解説します。

「小売業」とは?

「小売業」とは、「最終消費者に商品を直接販売する仕事」を指す言葉です。


「小売業」の使い方

生産者によって生産された商品は中間流通に当たる卸売業者や問屋を通じて家庭や個人を相手に商品を販売する店の店頭に並びます。

商品を最終的に消費する家庭や個人を相手に商品を販売する業種を指す言葉が「小売業」です。

小口の最終消費者向けに販売する業種の総称で肉屋や文房具屋などの専門店だけでなくスーパーやデパートなどさまざまな商品を取り扱う商売も販売相手が最終消費者であれば「小売業」に当たります。


「接客業」とは?

「接客業」とは、「客と直接的にコミュニケーションを取る仕事」のことです。

「接客業」の使い方

店員として店頭で客に商品を販売したりホテルマンとして宿泊客を案内したりなど、客と現場で接する仕事の総称です。

扱う商品や役割にかかわらず客と直接言葉をかわし交流する仕事はすべて「接客業」と呼ばれます。

対面でのやり取りが業務の中心なので会話力やコミュニケーション力など対人スキルが求められる仕事です。

「小売業」と「接客業」の違い

消費者相手に商品を販売する仕事が「小売業」で、客と接する仕事が「接客業」です。

「小売業」はビジネスを流通で分類した業種区分なのに対し「接客業」は仕事内容で分類した業種区分です。

アパレルショップの販売員は消費者に洋服を販売する「小売業」であると同時に客と話して案内したり商品を勧めたりする「接客業」でもあります。

「小売業」の例文

・『小売業が堅調だ』
・『卸から小売業に進出する』

「接客業」の例文

・『接客業を希望する』
・『人見知りなので接客業には不向きだ』

まとめ

「小売業」「接客業」は業種を分類する基準が異なります。

どのような仕事を指すのか正しく知って区別してください。

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