見た目や耐久性が重要になってくるタンスなどの家具に使われる板には、一般的に「化粧板」というものが使われています。
それでは、この「化粧板」とはどういう意味でしょうか。
また、「化粧合板」とは、どう違うのでしょうか。
この記事では、「化粧板」と「化粧合板」の違いを分かりやすく説明していきます。
「化粧板」とは？
「化粧板」とは、無垢の木材を切り出したものに様々な用途の加工を施したもののことを言います。
一番多いのは見た目の綺麗さや丈夫さを付け加えるもので、作成の仕方によって多くの種類があります。
ベースとなる木材の板の上に薄くスライスした板を貼り合わせて塗装したのが突き板化粧板です。
また、ベースの木材の板に樹脂をコーティングしたものは、その樹脂の種類によってメラミン化粧板、塩ビ化粧板、ポリエステル化粧板などと呼ばれ、丈夫で耐久性や耐熱性などに優れます。
他にも多くの種類があります。
「化粧合板」とは？
「化粧合板」とは、「合板」に化粧処理の加工を施したものです。
「合板」とは薄くスライスした木の板を縦横の方向に貼り合わせて作られた板のことを指す言葉です。
一般的に「ベニア板」と呼ばれるものは合板の最も有名なものです。
前述の突き板化粧板も「化粧合板」の一つと言えます。
「化粧板」と「化粧合板」の違い
「化粧板」と「化粧合板」の違いを、分かりやすく解説します。
この２つの言葉は、ともに「化粧板」の種類であることは同じです。
つまり、両者の関係としては、「化粧板」という集合の一つのタイプが「化粧合板」であるということになります。
また、「合板」の一つの種類が「化粧合板」という包含関係もあるので、それらを総合すると、「化粧板」の集合と「合板」の集合が交わった部分にあるのが「化粧合板」というのが適切な定義になるでしょう。
まとめ
この記事では、「化粧板」と「化粧合板」の違いを、解説してきました。
この2つに関しては、生活する上でよく目にするような家具などに使われているので、周りを見回せば必ず見つかります。
見つけたらsの断面を見てみると様々な層に分かれていることに気がつくでしょう。
