この記事では、テコンドーの「ITF」と「WTF」の違いを分かりやすく説明していきます。
「ITF」とは?
テコンドーの「ITF」は、「International Taekwon-Do Federation」の略語となり、「国際テコンドー連盟」という意味があります。
「ITF」は、1966年にチョホンヒ氏が総裁となって発足した、テコンドーの協会の一つです。
テコンドーの中でも、武道の要素が強い団体とされていて、日本におけるテコンドーの主流となっています。
顔面へのパンチが許されていて、当て身に関してはライトコンタクトという決まりがあります。
道着は空手着のように、前で合わせるタイプになっています。
「WTF」とは?
テコンドーの「WTF」は、「World Taekwondo Federation」の略語で、「世界テコンドー連盟」という意味があります。
スポーツ的な要素が強いという特徴があり、2000年のシドニー大会からオリンピックの正式種目に採用されています。
顔面へのパンチは禁止されていて、代わりに当て身はフルコンタクトとなっています。
道着は上から被るプルオーバータイプです。
「ITF」と「WTF」の違い
テコンドーの「ITF」と「WTF」の違いを、分かりやすく解説します。
「ITF」と「WTF」の違いは、テコンドーの団体の違いになります。
「ITF」は、武道的で、「WTF」はスポーツ的という違いがあり、そのためオリンピック正式種目となっているのは「WTF」です。
また、顔面へのパンチが許されているのが「ITF」で、「WTF」は顔面へのパンチが許されていないという大きな違いもあります。
さらに、道着が空手着のように前合わせものなのが「ITF」で、プルオーバータイプのものが「WTF」という違いもあります。
まとめ
テコンドーの「ITF」と「WTF」の違いについて見てきました。
「ITF」と「WTF」は、どちらもテコンドーの団体ですが、様々な違いがあることが分かりました。
より武道的で顔面パンチOKなのが「ITF」で、よりスポーツ的で、オリンピック正式種目になっているのが「WTF」と覚えておくと、区別しやすいのではないでしょうか。