「成金」と「財閥」の違いとは?分かりやすく解釈

「成金」と「財閥」の違いとは?金融・経済

この記事では、「成金」「財閥」の違いを分かりやすく説明していきます。

「成金」とは?

「成金」「なりきん」と読み、意味は以下の通りです。

1つ目は「第一次世界大戦の好景気により、急激におお金持ちになった人のこと」という元の意味です。

2つ目は「あるきっかけにより急に大金持ちになった人のこと」という意味です。

3つ目は「将棋で手駒が敵陣に入り、金将と同等になること」という元の意味です。


「成金」の言葉の使い方

「成金」は名詞として「成金になる・なった」「土地成金」などと使われます。

元は将棋用語でしたが、第一次世界大戦直後、好景気により大儲けした海運業者や投資家などのことを、「好景気に乗じて短期間で大金を成した人」として使われる様になりました。


「財閥」とは?

「財閥」「ざいばつ」と読み、意味は以下の通りです。

1つ目は「第二次世界大戦前に十分な資産がある一族が同族支配を強めた結果作り上げた巨大な企業集団のこと」という元の意味です。

2つ目は「資産家で裕福な家柄のこと」という意味です。

「財閥」の言葉の使い方

「財閥」が名詞として「財閥系企業」「財閥の御曹司(おんぞうし)」などと使われます。

「財」「有用な物質や金銭」「資産」という意味、「閥」「出身・利害などを共にする者の排他的な集まり」という意味、「財閥」「出身・利害などを共にする資産家一族の排他的な集まり」になります。

「成金」と「財閥」の違い

「成金」「好景気に乗じて短期間で大金を成した人」です。

「財閥」「出身・利害などを共にする資産家一族の排他的な集まり」です。

「成金」の例文

「成金」の例文は以下の通りです。

・『成金の息子は道楽が過ぎる』
・『祖父は土地成金と呼ばれている』

「財閥」の例文

「財閥」の例文は以下の通りです。

・『財閥のお嬢様がコネで入社してくる』
・『寄らば大樹の陰で財閥系の企業に勤める』

まとめ

今回は「成金」「財閥」について紹介しました。

それぞれの違いを理解して、正しく使える様にしておきましょう。