この記事では、「ずらす」と「づらす」の違いを分かりやすく説明していきます。
「ずらす」とは?
「ずらす」とは、「滑らせるようにして少し動かすこと」や「位置を少し横に動かす」、「日時や位置などが重ならないように動かすこと」、「するべきことを後に回す」という意味を含める言葉です。
「ずらす」の言葉の使い方
「ずらす」は動詞と使われており、主に物や時間、予定などを対象に使われています。
「ずらす」の具体的な使用例には以下があります。
・『カバーをずらすと電源スイッチが現れるので、それを押して起動させてください』
・『腹が出てきたせいか苦しく感じたので、ベルトの穴を1つずらした』
・『予定より遅れているので、調整のために時間をずらす必要がある』
・『天気が崩れそうなので、開催日を数日ずらしたほうがよい』
「づらす」とは?
結論から述べると、「づらす」は「ずらす」の誤用であり、間違った日本語表記です。
「ず」と「づ」はどちらも同じ発音をすることから、混同が生まれた可能性が高いです。
「づらす」の言葉の使い方
「づらす」は誤用なので、使用しないように注意しましょう。
「ずらす」と「づらす」の違い
「ずらす」は「滑らせるようにして少し動かすこと」、「日時や位置などが重ならないように動かすこと」などの意味を含める動詞です。
そして、その「ずらす」から生まれた誤用が「づらす」になります。
したがって、「ずらす」が正しい表記であり、「づらす」は間違った表記となりますので混同しないように注意しましょう。
ちなみに、「ずらす」の類義語には「移す」や「動かす」、「置き換える」、「移し替える」、「移転させる」、「転置させる」、「移動させる」、「位置を変える」などがあります。
まとめ
「ずらす」が正規の表記であり、その「ずらす」から生まれた誤用が「づらす」ということでした。
違いをしっかりと把握し、正しく使えるようになりましょう。