「際に」と「際して」の違いとは?分かりやすく解釈

「際に」と「際して」の違いとは?違い

この記事では、「際に」「際して」の違いを分かりやすく説明していきます。

「際(さい)に」とは?

「際に」とは、「○○の場合に」「○○のときに」「○○の折に」などの意味で用いられる言葉です。


「際に」の使い方

「際に」は主に「○○の際に」という形で使われるケースが多いです。


「際(さい)して」とは?

「際して」とは、「ある行為や事態に当たって」「○○のときに」「○○の折に」などの意味で用いられる言葉です。

「際して」の使い方

「際して」は主に「○○に際して」という形で使われるケースが多いです。

「際に」と「際して」の違い

「際に」「際して」はどちらも「○○するに当たって」「○○の折に」などの意味を表す言葉になります。

したがって、二語は類義語の関係に当たると解釈できるでしょう。

二語の間に差はないため、相手や場面による使い分けも特にありません。

ちなみに、「際」「きわ」「果て」「限り」「あいだ」など多くの意味が含まれていますが、ここでは「場合」「折」「とき」という意味で用いられています。

「際に」の例文

・『天気が崩れそうなので、出掛ける際に折り畳み傘を持っていくことにした』
・『大学の講義室へ入る際に、カードキーをカードリーダーにかざす必要がある』
・『こちらへ到着した際に、一旦電話してくれるとありがたいです』
・『電車をお降りの際に忘れ物がないようお気を付け下さい』

「際して」の例文

・『食後に際して、薬の服用を忘れないようにしなければならない』
・『インターネットの使用に際して、予めセキュリティソフトをセットアップしておいたほうが良い』
・『階段のご利用に際して、足下にご注意ください』
・『当サービスのご利用に際して、まず契約書に同意していただく必要がございます』

まとめ

「際に」「際して」はどちらも近しい意味を表す類義語の関係に当たるということでした。

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