この記事では、「毒舌」と「暴言」の違いを分かりやすく説明していきます。
「毒舌」とは?
「毒舌」は「どくぜつ」と読みます。
意味は「特に相手に悪意はなく、ひどい皮肉や悪口を言うこと」です。
「毒舌」の言葉の使い方
「毒舌」は名詞として「毒舌を吐く・吐いた」「毒舌家」などと使われます。
「毒」は「生命や健康を害するもの」「害を与えひどくそこなう」という意味、「舌」は「した」とも読み「舌を使ってしゃべること」という意味、「毒舌」で「人の心をひどく傷付ける様なことをしゃべること」になります。
なお、「毒舌」は「毒を吐く舌」を略した言葉とも言われています。
「暴言」とは?
「暴言」は「ぼうげん」と読みます。
意味は、「人を傷付けたり、侮辱する意味で発せられる、荒々しい言葉のこと」です。
「暴言」の言葉の使い方
「暴言」は名詞として「暴言を吐く・吐いた」「暴言を放つ」などと使われます。
「暴」は「あば(れる)」とも読み「手荒に振る舞う」から転じて「激しく荒々しい」という意味、「言」は「い(う)」とも読み「話す」「述べる」「言葉」という意味、「暴言」で「人を傷つけるための、激しく荒々しい言葉」になります。
「毒舌」と「暴言」の違い
「毒舌」は「特に悪意はなく、人の心をひどく傷付ける様なことをしゃべること」です。
「暴言」は「人を傷付ける為の、激しく荒々しい言葉」です。
「毒舌」の例文
「毒舌」の例文は以下の通りです。
・『あの芸能人は毒舌で何度も炎上している』
・『彼女は毒舌家だが相手に愛情が感じられる』
・『彼はお酒を飲むといつにも増して毒舌が冴える』
「暴言」の例文
「暴言」の例文は以下の通りです。
・『彼は暴言により接客をクビになった』
・『クレーマーに暴言を吐かれても我慢する』
・『あおり運転をした上に暴言を吐く』
まとめ
今回は「毒舌」と「暴言」について紹介しました。
それぞれの違いを理解して、正しく使える様にしておきましょう。