この記事では、「カレー」と「カリー」の意味や違いを分かりやすく説明していきます。
「カレー」とは?
日本では「カリー」を「カレー」といい、白米と一緒に食べる料理を指します。
入れる食材は人参やじゃが芋、玉葱といった野菜に、自分の好みで鶏肉や豚肉、牛肉といったものを入れて味に深みを出すわけです。
鍋に油をしき、食べやすい大きさに切った食材を入れたらよく炒めておくのが美味しく作るコツです。
決められた分量の水を入れて茹でたら「カレー」のルーを入れて弱火で煮詰めていき、深みを出します。
この料理が広まったのは英国で高級料理として広まったのがきっかけでした。
その後、18世紀に入ると簡単に作れる粉が明治時代に日本へ入り、市民の間で人気の料理となります。
「カリー」とは?
インドでは「カレー」を「カリー」といい、たっぷりの野菜を細かく切り、鶏肉とよく炒めたものを穀類と一緒に手掴みで食べるわけです。
英語で“kari”を「カリ」と読み、色々な香辛料を入れて作ったソースという意味で使われていました。
それが訛ったところ「カリー」というようになり、入れるものはウコンやクミン、コリアンダーといった程よい辛さと香りを楽しめるスパイスを調合して作られています。
また、黒胡椒入れて味を調えて、よりピリッとした辛味を付け足した「カリー」は色も味の種類も多く、現地の人は自分なりの味を作り出して食べる料理です。
「カレー」と「カリー」の違い
「カレー」と「カリー」の違いを、分かりやすく解説します。
インドで味噌汁のように毎日食べられている料理が「カリー」であり、ルーは一から自分で作って食べる人がほとんどです。
もう一方の「カレー」は和製英語であり、すでに味が調っているルーが売られているため、野菜を炒めた鍋に入れて溶かすだけで簡単に作れます。
「カリー」はソースを南インドで使われている言語のタミール語で「カリ」と言う言葉が訛って「カリー」と呼び、クミン、黒胡椒、ウコンといったスパイスから好みの量を配合して作るわけです。
色々な種類のスパイスと細かく切り刻んだ野菜を入れて個性的な味を各家庭で楽しみます。
まとめ
まったく同じスパイスをふんだんに入れて作られたご飯と共に食べる料理をご紹介しました。
実際に作り方や味、見た目を比較してみるのもいいでしょう。