この記事では、「音程」と「音階」の違いを分かりやすく説明していきます。
「音程」とは?
「音程」は「おんてい」と読みます。
意味は「元の音に対して出す音の高さのこと」で、元となる音と比べて出した音が高いか、低いかを表す言葉です。
「音」は「音楽の節・音色」という意味、「程」は「ものごとをはかる基準や度合い」という意味、音程で「基準や度合いに対する音楽の音色」になります。
「音程」の言葉の使い方
「音程」は名詞として「音程が高い・低い」「音程が悪い」「音程が外れている」などと使われます。
基本的に、「その時に出した音が元の音とどれだけ合っているか」を表す時に使われる言葉です。
「音階」とは?
「音階」は「おんかい」と読みます。
意味は「音楽で、音を高さの順に並べた列のこと」で、一般的に「ドレミファソラシド」「ド・ミ・ソ」など、音を高さで比較することを表す言葉です。
「音」は「音楽の節・音色」という意味、「階」は「段になっているもの」「定められた上下の順序」という意味、「音階」で「音楽の音色で、定められた上下の順序」になります。
「音階」の言葉の使い方
「音階」は名詞として「音階を歌う」「音階で表す」「音階を覚える」などと使われます。
基本的に、「音楽で定められた順番に音を並べて表すこと」に使われる言葉です。
「音程」と「音階」の違い
「音程」は「その時に出した音が元の音とどれだけ合っているか」です。
「音階」は「音楽で定められた順番に音を並べて表すこと」です。
「音程」の例文
「音程」の例文は以下の通りです。
・『彼の歌はいちじるしく音程が外れている』
・『音程がしっかりしているアイドル歌手だ』
・『最近のポップスは音程よりもパフォーマンスを重視している』
「音階」の例文
「音階」の例文は以下の通りです。
・『楽器はまず音階でレッスンすることが基本だ』
・『ギターの音階を覚えるのに苦労する』
・『長音階と短音階を聴き分ける』
まとめ
今回は「音程」と「音階」について紹介しました。
それぞれの違いを理解して、正しく使える様にしておきましょう。