「王室」と「皇室」には、どのような意味の違いがあるのでしょうか。
この記事では、「王室」と「皇室」の違いを分かりやすく説明していきます。
「王室」とは?
「王室」は、国王の一家や一族を指す言葉です。
必ずしも世襲で受け継がれているとは限らず、戦争の度に王が変わり、「王室」が変わることも少なくありません。
もちろん、世襲で長年、受け継がれている「王室」も存在しますが、「王室」のすべてが世襲であるという考えは間違いです。
国王や女王が存在する国には「王室」があり、その代表的なのがイギリスです。
イギリスでは現在、エリザベス女王が存在し歴史ある「王室」の残る国となります。
「皇室」とは?
「皇室」は、日本のみで用いられる言葉です。
天皇とその皇族をまとめて「皇室」と呼びます。
日本の天皇制における天皇を中心とした家族が「皇室」です。
そして、「皇室」の場合、血縁が途絶えることなく続いてきた家系となります。
戦争などが起きた時代でも変わらず続いてきたものが「皇室」。
そのルーツは、天照大神と言われるほど、歴史あるものとなります。
「王室」と「皇室」の違い
「王室」の場合、必ず、血縁が続いているとは限らず、争いの度に「王室」が変わっていることも少なくありません。
そのため、その国の純粋な血を持つ人とは限りません。
一方、「皇室」の場合、血縁が途絶えることなく続いています。
そのため、純粋な日本人の血を持つ一族となり、日本の象徴である天皇を中心とした家族を指す言葉となります。
このように、「皇室」の場合は、時代で変化することなく、ずっと血縁が途絶えることなく続いているのに対し、「王室」は血縁が途絶えている場合も多く、また、別の民族に変わっている場合もあるといった大きな違いがあります。
同じ国を代表とするものでも、このような明確な違いが「王室」と「皇室」には存在します。
まとめ
以上のような明確な違いがあるため、注意が必要です。