この記事では、「それから」と「それと」の違いを分かりやすく説明していきます。
「それから」とは?
この言葉には2つの意味があります。
ひとつは、前に述べた事柄に続いて、後に述べる事柄が起こることを表す意です。
「掃除機をかけて、それから洗濯物を干した」のような使い方をします。
この例の場合だと、先に述べている「掃除機をかける」という行為に続いて、後に述べている「洗濯物を干す」という行為をしていることを表しています。
もう一つの意味は、前に述べた事柄に加えて、後に述べる事柄を示す意です。
「トマトにレタス、それからキュウリ」のような使い方をします。
この場合、ある事柄に続いて、別のある事柄が起こっていることを表しているのではありません。
「それと」とは?
前に述べた事柄に加えて、後に述べる事柄を示す意です。
「買い物をしなくちゃいけないし、それと幼稚園へのお迎えもある」「鉛筆、それと消しゴムを買ってきて」のような使い方をします。
「鉛筆に加えて消しゴムも」といった意味を表しています。
「それ」は、聞き手が持っているもの、聞き手が話題に出したばかりの事柄、聞き手が当面している事柄を指す言葉です。
この意味で「それと同時に」「それと比べたら」のような使い方がされます。
「それから」と「それと」の違い
「それから」と「それと」の違いを、分かりやすく解説します。
前に述べた事柄に加えて、後に述べる事柄を示す意が同じです。
この意味では「ノートと鉛筆、それからボールペンが必要だ」「ノートと鉛筆、それとボールペンが必要だ」と同じように使うことができます。
前者にはこれ以外の意味もあり、「公園に行って、それから喫茶店に立ち寄った」のような使い方をします。
「その次に」という意味です。
まとめ
前に述べた事柄に加えて、後に述べる事柄を表す意が同じです。
一方にはその次にという意味もあり、この点に違いがあります。