「そのまま」と「このまま」の違いとは?分かりやすく解釈

「そのまま」と「このまま」の違いとは?違い

この記事では、「そのまま」「このまま」の意味や違いを分かりやすく説明していきます。

「そのまま」とは?

ずっと前からその状態を保つ状態を指す言葉が「そのまま」です。

なんら前と変わりなく、あるがままの状態でそこにある様を指すのです。

使い方としては、「そのままの姿勢でいてください」といえば、変わらずにそのままでいて欲しいという気持ちを伝えます。

他にも、「そのままでいい」といえば、着飾らず、普段のままでいて欲しいといった願いを込めて伝えるわけです。


「このまま」とは?

今の姿勢でいて欲しい、その状態を保ったままで保つように伝えるとき「このまま」を使います。

使い方としては、「このまま座っていてください」といえば、立たないで欲しいという気持ちを伝えて、動かないように指示するのです。

職場では、企画書を作成して提出したとき、受け取った側が目を通して、内容に訂正箇所が無ければ「このままでいこう」と部下に伝えます。


「そのまま」と「このまま」の違い

「そのまま」「このまま」の違いを、分かりやすく解説します。

前の状態を保つ状態を「そのまま」といい、姿勢を美しく保ったままでいて欲しいといった場面でよく使われています。

他にも「そのまま読書を続けてください」と言い方をして、手を休めず働いて欲しいという気持ちを伝えられる言葉です。

もう一方の「このまま」は、今の体制や姿勢を崩さずに保っていて欲しいと伝えるときに使います。

「そのまま」の例文

・『そのまま表情を変えずにカメラの方へ向くよう姉に指示をした』
・『そのまま手を休めず部長の話に耳を傾けるよう社員に伝えた』

「このまま」の例文

・『このままの経営状況では、いずれ子会社もろとも倒産してしまう』
・『このまま疲れた選手を試合に出しても勝てないと思い、交代させた』

まとめ

とても似ている言葉に思えますが、前の状態を保つのであれば「そのまま」を使い、今の姿勢でいてほしい場合は「このまま」を使うと覚えるといいでしょう。

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