この記事では、「お気をつけください」と「ご注意ください」の意味や違いを分かりやすく説明していきます。
「お気をつけください」とは?
相手に注意すべきことがあるとき、丁寧に忠告するため使う言葉が「お気をつけください」【おきをつけください】といいます。
客が会社の前を通るとき、滑りやすくなっている地面を歩くときは危ないので気をつけてもらうのです。
また、「出口の段差にお気をつけください」と相手が行動するとき注意すべきところを強調して使われています。
「ご注意ください」とは?
これから実行する人に対して親身に用心して欲しいと伝える言葉が「ご注意ください」【ごちゅういください】です。
とくに気をつけるべき部分を伝えて、十分に安全を確かめた上で行動して欲しいとお願いする意味を込めて使います。
使い方としては、「まだニスが塗りたてなので、ご注意ください」と、まだ状況が把握できていない人に伝えて注意してもらうのです。
「お気をつけください」と「ご注意ください」の違い
「お気をつけください」と「ご注意ください」の違いを、分かりやすく解説します。
目上の人や取引先に対して失礼なく注意して欲しいと思うときは「お気をつけください」を使いますが、堅苦しさを和らげて使うなら「ご注意ください」を使うわけです。
そのため、上司や取引先といった人に対して使うのであれば「ご注意くださいませ」と使います。
また、「お気をつけください」よりも命令形として使う「ご注意ください」は、相手に「注意」を強調して伝えるときに使う言葉として選ぶ言葉です。
「お気をつけください」の例文
・『今日は風が強いので、転倒しないようお気をつけください』
・『登録する際は、記入間違いに十分お気をつけください』
「ご注意ください」の例文
・『古い電化製品を使うと発火する恐れがありますので、ご注意ください』
・『階段から下りる際は滑る場合もありますので、十分にご注意ください』
まとめ
どちらも相手に注意を促し、事前に危険を回避するよう伝えられる言葉です。
相手によってどちらを使えばより失礼なく丁寧に忠告できるか使い分けてみましょう。