「頑張る」と「一生懸命」の違いとは?分かりやすく解釈

「頑張る」と「一生懸命」の違いとは?言葉の違い【2語】

この記事では、「頑張る」「一生懸命」の意味や違いを分かりやすく説明していきます。

「頑張る」とは?

どのような困難にも怯まず、立ち向かって問題を解決する人の気持ちを「頑張る」【がんばる】といいます。

例えば、「頑張って多くの仕事をこなす」といえば、自分に与えられた依頼はすべてやり遂げる強い心意気を表せるのです。

他にも「目的を達成するために頑張る」というように、忍耐を持って人よりも努力するといった気持ちで必死に挑みます。


「一生懸命」とは?

自らの命を懸けるほど、かなり重要なことを成し遂げるために動く様を「一生懸命」【いっしょうけんめい】といいます。

使い方としては、「一生懸命に考える」といって、かなり深刻な問題を素早く解決するため真剣に考えるという場面で使うわけです。

また、面接に受かるため「一生懸命に受け答えを練習する」と、掲げた目標を達成するため時間をかけて取り組む行為を指します。


「頑張る」と「一生懸命」の違い

「頑張る」「一生懸命」の違いを、分かりやすく解説します。

自分が一度掲げた目標を達成するため、どのような困難があったとしても忍耐力とやり気を持って乗り越えることを「頑張る」といいます。

もう一方の「一生懸命」は、一か所の領地を与えられた武士が、命がけでその場所を守った行動から生まれた言葉です。

このようなところから、命をかけて物事を成し遂げるといった状況を表す言葉になりました。

「頑張る」の例文

・『障害の息子がいたからこそ、60歳まで仕事を辞めずに頑張れた』
・『運動を頑張る子供は、瞬発力と協調性に優れた人材になる』

「一生懸命」の例文

・『一生懸命に機械の操作を学び、何度も使って操作方法を身に付けた』
・『離婚した後、一生懸命に働いて3人の子供を大学に行かせた』

まとめ

どちらも自分が掲げた目的に向かって思い切り力を振り絞り、やり遂げるといった状況を表す言葉です。

自分なりに学び、どのような状況で使うかを考えてみるといいでしょう。